私たちの足下の地面。
都会ではアスファルトやコンクリートに覆われていますが、
ムシテックワールドの敷地内には、土壌がひろく分布しています。
その土壌を大きな容器にいれました。
今週の火曜日に来館した、ひらた清風中学校(平田村)の1年生が
その土壌で体験した『土壌生物観察』を紹介します。
はじめに、担当の塩澤が
「どじょうせいぶつって、知ってますか?」
「水の中にいるニョロニョロした魚のことじゃないですよ。」
会場内にはクスクスと静かな笑いが・・・。
これで掴みはバッチリ?
土壌の中にはこんな生き物たちがいるんです。
その後、観察用の土壌を観察テーブルにもっていきます。
まず、土壌の一部をツルグレン装置にとります。
それを装置にセットして
白熱灯を点灯させれば、準備完了。
光や熱が苦手な土壌生物は、装置の下にある容器に逃げ落ちます。
落ちるのを待つあいだに、目と手をつかって土壌生物をじっくり
探します。
どんなのがいるかな?
生き物を見つけたら、図鑑で確認します。
土壌生物を見つけたら、こちらにもってきてください。
大きな画面に映して、みんなに紹介しましょう。
クモのなかま
ハサミムシのなかま
ハネカクシのなかま
ほかに、ダンゴムシ、ワラジムシ、ムカデ、ヤスデなども
みつけました。
こんなにミミズを集めた生徒がいました。
さて、ツルグレン装置の下には?
ちいさな生き物がおちているようです。
ちょっと気持ち悪い生き物もいる土壌生物たちですが、
植物や動物の死がいを分解したり、土壌をつくったりして、
私たち生物の暮らしを支えている大切な生き物です。
生徒のみなさんは、そんな土壌生物の観察を楽しんでいました。