先月、須賀川桐陽高等学校(福島県)の2年生が来館しました。
そのときの『タマゴを守ろう』のようすを紹介します。
ケント紙(A3版)1枚をつかって、生たまごをいれる容器をつくります。
それを高さ 11m から落下させて、中の生たまごが割れない容器を
つくるんです。
プログラムの概要を聞いて、生徒たちは作業にとりかかります。
ひとりひとり、容器をつくります。
どんな容器にするかケント紙に線を引き始めます。
しばらくすると、容器のいろいろな部材ができてきます。
バネのようです。
これは蜂の巣みたい。ハニカム構造です。
短いパイプがならんでいます。
なんだか複雑そう!
もうしばらくすると、容器ができてきました。
たくさんの環が組み合わされています。
滴型の環がならんでいます。
お~っ! ロボットのような、人工衛星のような?
それぞれの容器が完成したら、各テーブル(班)ごとに話し合って
班の代表を決めます。
各班の代表(容器)が決まったら、容器の設計意図などを
ショートプレゼンします。
1班 シンプル & コンパクト
2班 平らな天板が特徴
3班 小型パラシュート
4班 環がたくさん
5班 やさしい形
6班 まさに容器!
7班 気球のようなパラシュート
そして、たまご落下実験(1回目)です。
1回目の経験をもとに、2回目の容器について話し合います。
班のメンバー全員で分担・協力してつくります。
こんどこそ、成功させるぞ! という意気込みを感じる時間です。
そして、2回目のショートプレゼンのあと、実験しました。
2回目は、1回目でひび割れだけだったパラシュート型を参考にした
容器が多くなりました。
その結果かどうか確かではありませんが、多くの班でタマゴは
軽傷ですみました。
試行錯誤を重ねる楽しさ、共同作業の楽しさ、完成させるよろこび…
などを感じることができたでしょうか?
学校利用だけでなく、土曜・日曜の予約実験でも
『たまごをまもろう(50分版)』を実施しています。
次は、8月下旬の予定です。
みなさんのご予約を待ってま~す。