火山は好きですか?
噴火すると怖いですね。
2014年の御嶽山の噴火、そして2018年の草津白根山の噴火。
どちらも噴石による被害がありました。
昨年は、沖縄県の港に大量の軽石が流れ着くというニュースが
ありました。小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火による
ものでした。
昨日から、実験プログラム『火山の噴火再現モデル』が
はじまりました。
はじめに、火山(噴火)についての説明があります。
その後、実験テーブルの上に小さな火山をつくって、その噴火の
ようすを観察します。
粘土をこねて、延ばして、火山の頂部をつくります。
とっても上手に粘土を延ばしています。
みごとな火口の頂部ができました。
つぎに、火山の内部にマグマだまりをつくります。
本来でしたら、マグマだまりは火山の地下深くにあるのですが、
このモデル実験では、火山の内部にマグマだまりをつくります。
マグマだまりの中に、石こう、PVA洗濯糊、水、墨汁などをいれて
マグマをつくります。
マグマだまりの中をよ~くかき混ぜます。
協力して、割り箸で混ぜています。
そこに、重曹をいれます。
さらに、よく混ぜます。
なんだか、マグマが泡立ってきたようです。
火山の頂部を急いでとりつけたら、活火山のできあがりです。
しばらくすると、山頂から赤黒い溶岩が噴出しはじめました。
溶岩の表面は、つやつやしています。 きれいです。
火山の山腹斜面を、溶岩が流れ下っています。
溶岩流のようすをじっと見守ります。
この溶岩が、すっごくリアルなんです。
すこし時間がたつと、冷えた溶岩から火山ガスが抜けはじめます。
それによって、溶岩の表面には小さな穴がたくさんできます。
溶岩流の先端では、流速がおそくなり溶岩の表面にしわ(縄模様)が
できます。
そのリアルさゆえ、噴火の爆発音に備えて耳をおさえています。
参加したみなさんは、噴火のようすをビデオに撮っています。
見ているだけでは、もったいない気持ちになるのかな?
やがて溶岩流がとまって、実験終了です。
火山の頂上には、溶岩ドームもできたようです。
つくった火山は、お家に持ち帰ります。
というのは、ここで噴出した溶岩流は、冷却(固化)におよそ1日
かかります。
つまり、翌日まで溶岩の変化を観察できるんです。
安全に噴火のようすを観察できるこの実験は、とっても楽しい実験
です。
この週末は、すでに予約でいっぱいですが、またの機会にどうぞ
参加してください。
ちなみに私は火山が大好きです。
美しい景色に温泉。たまりませんね。