きっと、みなさんも大好きな遊びだったのではないでしょうか?
「かくれんぼ」
家の中でも、外でも楽しめます。広いところほど楽しいですよね。
広~い宇宙空間でも「かくれんぼ」現象がみられます。
たとえば、太陽が月の陰に隠れると「日食」です。
昨日8日(月)には、金星が月の陰にかくれる『金星食』がありました。
このところ、夕方になると南西の低い空にピッカピカの星が見えます。
いわゆる「宵の明星(金星)」です。
こんなに明るい金星ですが、昼間はもっと明るい太陽の光にうもれて
見えません(青空でかくれんぼ)。
み~つけた! 双眼鏡などを使うと、昼間でもよく見えます。
2021年11月4日、15時30分撮影(白河市にて)
10月30日(土)に東方最大離角を過ぎた金星。
太陽から離れているため、観察しやすい時期です。
月と同じように満ち欠けする金星は、東方最大離角のころには半月(上弦)のように見えています。
そして11月8日(月)、金星食の日。
朝から曇りがちで、雲の向こうに「かくれんぼ」かと心配でしたが、
見えました
13時すぎ。雲の切れ目があるので、急いで撮影準備。
白い雲の隙間に、やっと白い月(月齢3.2)を見つけました。
急いでいたので、ピンボケです
ぼんやりした月の左下に小さな金星が見えてます。
金星が、いつのまにか隠れました(下)。
食になる瞬間は見えませんでした。
そして、およそ1時間のかくれんぼのあと、
月の輝いている側から、金星が出現しはじめました(下)。
およそ1分後、ほぼ完全に金星が出現しました(下)。
時間と共に、月と金星は離れていきました。
出現から1時間もすると、こんなに月と金星は離れました(下)。
そして出現から2時間後には、すっかり離れてしまいました。
太陽が沈んで、空が若干暗くなったので月の模様が見えてきました。
この日は、たまたま休館日だったので、自宅からゆっくり観察・撮影を
しました。
夕方から宵の頃には、月と金星がならんで明るく輝いているようすを
肉眼で見ることができました。
みなさんはご覧になりましたか?
次回の金星食、東北で見ることができるのは、2036年9月17日
です。お楽しみに~。