え~、今日のブログは
最初からカイコ様の写真が登場するので
イモムシ系が苦手な方はご注意くださいね。
さて、夏休み中に育てていた
ムシテック名物昆虫であるカイコ様。
来たとき(7月末)は2㎝もないくらいの大きさだったのですが
それが…
ムチムチパンパンに育ちました。こちらは8月中旬の写真です。
食べるのは桑の葉のみ。
日に日に成長しているのがわかるくらい
毎日大きくなっていくのです。
大きなざるのようなもの数枚に分けないと育てられないくらいに。
ここまでくると、いよいよまゆ作りをする時期になります。
展示室内に設営した、「回転まぶし」
まゆをつくるための、昔ながらの道具になります。
一番上にのせると・・・
どこかにとまって、だいたい1頭ずつ枠に入っていきます。
このように糸を吐いて、まゆを作っていくのです。
ほとんどのカイコ様はこのように枠に入っていくのですが
たまに・・・
変わった者たちもいるのです
それはぶら下げている金属をのぼっていって
このように違うところでまゆを作るカイコ様も
で、それから1週間ほどたったころ…
まゆに異変が
カイコ様が成虫になっていました
カイコが蛾になるので、カイコガといいます。
このようにまゆに穴をあけて出てくるのです。
しかし、このように穴をあけてしまうと
工作には使えなくなってしまいますので
ほとんどのまゆは成虫が出てくる前に処理しております。
ちなみに、カイコガはこのように翅(はね)が
変形していて飛ぶことができません。
何千年も人間の環境下で飼育してきたので
翅が退化して飛べなくなってしまったのです
だから人間がいないと生きていけない昆虫なのです。
だから、このように成虫を見ることってなかなかできません。
自然界にいないので、大変貴重な存在です。
しかも、かわいいのです
個人的には一番好きな昆虫かもしれません。
このかわいさを見てみたい方は
来年になりますが、また飼育しますので
その時に自分で育ててみてはいかがでしょうか
その時は、桑の葉をご準備くださいね。