企画展の紹介で~す!
2月27日(土)から
企画展「大人の科学展」を開催しています!
「大人の科学マガジン」のふろくを創刊号から
最新号まで、ジャンルごとに展示しています。
一部、体験できるコーナーや
書籍(ふろく付き)の販売もおこなっています。
大人も子どもも、科学の心を
高めることのできる展示です。
ぜひ、遊びに来てください
さて、今日の日付は、2021年3月11日です。
この日付の数字をすべて足し合わせると、
2+0+2+1+3+1+1=10
今年は、東日本大震災から10年めになります。
偶然ですが、不思議さを感じる日付ですね。
10年前、当館も大きな揺れに襲われましたが、
壁時計が外れそうになったり(下の写真)、棚から物が落ちたり、
半日ほど断水したりしましたが、大きな被害はありませんでした。
あれから10年が過ぎましたが、先月には余震と考えられる
大きな地震(M7.3)が福島県沖でありました。
2011年東北地方太平洋沖地震のようなマグニチュード9クラスの
地震は500~1000年に1度程度の頻度で発生するといわれています。
でも、もう安心というわけにはいかないようですね。
ここで、気象庁のデータでマグニチュードと地震回数をみましょう。
下表は、1998年(1年間)の日本全国で観測された地震回数です。
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マグニチュード 地震回数(回)
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6以上 17
6>M≧5 140
5>M≧4 937
4>M≧3 4578
3未満 212338
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マグニチュードが1大きくなると、地震回数はおよそ10分の1になり
ますね。
その割合で推定すると、マグニチュード7以上は1.7回/年
マグニチュード8以上は0.17回/年
つまり、統計的に考えるとマグニチュード8程度の地震は、日本の
どこかで10年に1~2回は発生するのです。
そう考えると、先月の地震も納得できますね。
東日本大震災の反省の一つに、
「地震が発生する大まかなしくみは分かっているが、その詳細は
まだ分からないままであることに気づいたこと」があります。
私たちは、自然に対して常に謙虚に科学的に接したいですね。
そんな科学的な姿勢を身につけるためにも、
どうぞムシテックワールドをご利用ください。