本日のブログは、問題から始まります
さて、は何でしょうか?
はい。
これはセロテープをセットして使用するテープカッターですね。
でも、今回は違う使い方をしたプログラムを紹介したいと思います
今回は外部講師の先生が担当してくれました。
三田村先生です
三田村先生は、ある生き物にとっても詳しい先生なんです。
それは・・・
この生き物。昔の新幹線みたいな虫ですが
こちらはカイコの幼虫です。
三田村先生はカイコなどに精通した先生なんです。
(カイコ以外にもいろいろな昆虫に詳しい先生です)
今回はカイコが作ったこのまゆから
糸を取り出すという内容だったのです。
途中の写真を撮ることができなかったのですが
煮出したまゆから糸の始まりを探して
それをテープカッターにセットし
それをひたすら回転させて糸を巻いていきます。
すると
このように糸が巻かれていきます。
まゆの大きさにもよりますが
1つのまゆから1000~1500mもの長さの糸になるんです。
こちらができたばかりの糸。絹100%の糸です。
この糸、何がすごいかというと、超強力
ひっぱってちぎろうとしても絶対にちぎれません
1本の絹糸だと弱いかもしれませんが
何重にもなると、ものすごく強いのです
三田村先生は
世界最大の蛾などの標本や
カイコ以外の幼虫も持ってきてくれました。
この葉っぱに数頭の蛾の幼虫がいるのですが
どこにいるかわかります?色が同じでよくわかりません。
これはウスタビガという蛾の幼虫。
こちらはヤママユガという蛾の幼虫。
どちらも葉っぱに擬態しているんでしょうね。
とくにヤママユガの幼虫は大きい
まゆはこのように少し緑色したものを作ります。
ヤママユガのまゆも昔から利用されており
天蚕糸(てぐすいと)と呼ばれているそうです。
貴重な天然の絹糸なんですね。
大昔から蛾の幼虫の作るまゆから
糸を取り出し、着物にしたり絨毯にしたりしてきたんですね。
パソコンで調べてみたら
養蚕(カイコを飼育して糸をとること)の起源は
少なくとも5000年以上前からあったそうです。
カイコからコロナウイルスのワクチンができるかもという研究も
おこなわれているそうです。
昆虫から学ぶことはまだまだありそうですね