須賀川桐陽高校2年生(数理科学科)のみなさんが体験した探求活動『タマゴ落下実験』を紹介します。
実はこれ、今月の27日(土),28日(日)に実施予定の一般利用
プログラム『たまごをまもろう』とほぼ同じ内容の講座です。
生徒一人一人に与えられたのは、ケント紙(A3版)1枚。
自由に切ったり貼ったりして、11m の高さから落としても中に入れた
タマゴが割れない装置を作ります。
頭の中で考えたイメージをケント紙上で設計図にします。
設計図ができたらケント紙を切り取ります。
組み立てました。
頭の固い大人では思いもつかないような装置がたくさん
でき上がりました。
クッション付きのバスケット?
まるで着陸船?
これは探査車?
生徒それぞれの装置ができたところで、各班の代表を決めます。
各班の代表装置についてプレゼンします。
横の棒が決め手です。
知恵の輪のような部分に秘密があります。
パラシュートの形状を工夫しました。
パラシュートを小さめにしました。
たまごを入れる容器の外にクッションを付けました。
各班の代表装置を2階デッキからサイエンスロードに落下するところを
動画で紹介します。なお、中に入れた生卵は賞味期限が切れて久しいものなので、できれば割れないでほしいのです(匂いがきついので)。
1回めの試行では、全ての班の卵が割れてしまいました。
でも、その失敗が貴重なんです。
1回めの落下のようすから、チームで改善点について討論し、
班員で役割分担をして2号機をつくりました。
この過程こそが、本講座のねらい「失敗から考える」なんです。
では、2回めの試行を動画でご覧ください。
2号機を落下させるときの緊張感に満ちた雰囲気が、とても
よかったです。
高校生に限らず、現代社会を生きる私たちは、
日常生活でも、科学的・探求的態度を大切にしたいですね。