リピーター、ヘビを飼う。② | ムシテックのブログ

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みなさんこんにちは。山田です。

さて、前回のブログではヘビを飼う心得について詳しく載せましたが、
今回もその続きをつらつらと書いていきたいと思います!

※ヘビが苦手な人は違うページに移動してください。


③「必要なものをそろえる」

前回伝えた心得は、「家族の了解」と「飼うヘビについて知識をつける」というものでしたが、
今回は、ヘビを家に迎い入れるには具体的になにが必要かをお教えします。

まずは飼育ケース。
当たり前ですが、ヘビを放し飼いはできません。
してる人がいるとすれば、それはただヘビの出る家に住んでいるだけです。

飼育ケースと言っても、様々な種類があります。
ガラスの水槽だったり、衣装ケースであったり。
しかし最低限の条件としては、
ヘビが逃げ出さないこと
が重要です。

ヘビはわずかな隙間でも逃げ出すので、隙間の無い蓋付きのケースを用意してください。
またこのケースがヘビにとっては家になるので、体のサイズに合わせてちょうどいい広さのケースを選んでください。

続いてはケースに敷く床材です。
基本的には、そのヘビが住んでいた環境に合わせて床材を敷くのが良いとされていますが、
砂を敷いたり、土を敷くと管理がとても面倒になります。
見栄えはよくありませんが、新聞紙やキッチンペーパーを敷くと、フンの始末などがしやすく交換も楽です。
管理のしやすさを取るか、見た目を取るかは自分の好みで選んでください。

そして、一番重要なのが温度管理に欠かせない保温器具です。

前回、冬眠をさせるかさせないかが重要なポイントだということを書きましたが、
野外で捕まえたヘビ以外は基本的に冬眠させません。

なぜかというと、ペットショップで買ったヘビは冬眠の経験がなく、体温が下がるとそのまま
弱ってしまい死んでしまう可能性があるからです。

そのため、体温を維持するのに保温器具の使用がマストになるのです。

必要な保温器具は、
パネルヒーターとバスキングライトです。

パネルヒーターはケースの半分程度の大きさのもの。
なぜ半分かというとケースの全体が温まってしまうと、体温が上がりすぎた時に涼む場所がなくなるからです。

赤外線のライトは人間にとってのストーブのようなものだと思ってください。

この二つは主に冬の寒い時期に使用します。
種類も様々なので、飼うヘビに合わせて検討してください。


そして、ヘビの精神面を支えるのに最も重要なのが
シェルターです。

飼育ケースが家だとすれば、シェルターはお部屋でしょうか。

シェルターを設置すると一日中その中に入っています。
飼ってるものからすれば姿が見れなくてつまらないかもしれませんが、ヘビはとても繊細で臆病なのです。シェルターは必ず用意しましょう。

そして、ヘビも生き物なので水を飲みます。
暑くなると水浴びもするので「飲み水兼プール」として使える、大きめの水入れを用意しましょう。


では必要なものをまとめます。

1、飼育ケース(お家)
2、床材
3、保温器具
4、シェルター(お部屋)
5、水入れ

これらを揃えると、1万円~2万円弱はかかると思います。
安いとみるか高いとみるかはあなた次第です!



④「ヘビとの距離感をつかむ」

さあ、いよいよ最後の心得になりました。
距離感と言ってもヘビを部屋のどこに置こうとか、そういった話ではありません。
距離感とはヘビとの心の距離感のことです。


上にも書いてありますが、ヘビはとても繊細で臆病です。ガラスのハートです。

ムシテックではお客さんにたくさん触ってもらっていますが、基本的に
触られるのが好きな動物ではありません。

犬や猫のような感覚で毎日べたべた触ると、拒食を起こしたり、ストレスが溜まります。
飼い始めは一番楽しい時期かもしれませんが、ヘビが落ち着くまでは放置してください。
根気よく育てているとエサをみて寄ってくる(気がする)こともあるそうです。

ここまで書いてきて僕は

爬虫類ってホント面倒くさいなあと、
思いましたが
その面倒くささを「可愛いなあ」感じることができればあなたも立派なヘビ好きです!


二日間にわたってお送りしてきたヘビを飼うための心得。
いかがでしたでしょうか?

もし本気でヘビが飼いたくて、さらに詳しく聞きたいことがあればムシテックに来てください。

お答えできる範囲でご相談に乗りたいと思います。