みなさんこんにちは。山田です。
前回のブログはいかがでしたでしょうか?
今日も爬虫類のことを語ります。
苦手な人は注意してください。
昨日はヘビのしっぽの話をしましたね。
そこで今日は、トカゲのしっぽの話から始めたいと思います。
こちらの写真をご覧ください。

これはニホントカゲのちーちゃんのしっぽです。
しかし、体としっぽの色が全然違いますね。
お客さんにはよく「変わったしっぽなんですね」と
言われますが、
これは
切れたしっぽが生えてきている
のです!
つまりちーちゃんにとっては2本目の新しいしっぽ。
人でいうと、髪の毛をばっさり切ってから伸びてきている感じでしょうか。
トカゲのしっぽが切れることを自切(じせつ)といいます。
この自切は、トカゲが好きなタイミングでできるわけではなく、
外敵から身を守るために、危険を感じると
反射的に切れてしまう体の反応なのです!
なので、「このしっぽにも飽きちゃったな~えいっ(゙ `-´)」
ということはできないのです。
人に慣れたトカゲでも、無理やりしっぽを引っ張ったりすると
切れてしまうことがあるので、みんなもさわる時は優しくさわってくださいね。
ちなみに、ちーちゃんのしっぽは自切ではないんです。
ある事故によって千切れかけていたしっぽを、スタッフ(須藤)が手術して
切断したのです。

ちーちゃんの執刀医である須藤
アクアマリンの獣医さんに電話で相談したところ、
「新しいしっぽは生えないかもしれないけど切った方が良い」
とのアドバイスを受け、彼女はハサミをとりました。
幸いにも、切れた部分は内臓まで達しておらず
命に別状はありませんでした。
それからは毎日しっぽを消毒し、冬になり、ちーちゃんは
冬眠してしまいました。
冬眠から目覚めて二か月。
上の写真のように前ほどではありませんが、立派なしっぽが
また生えてきました。

こんな感じでしっぽだけだしていることがよくありますが、
しっぽは引っ張らずに優しくさわってあげてください。

土日の生き物コーナーは
朝9:30~、昼12:30~、夕方16:00
上記の時間でふれあいタイムを開催しています!
みなさんぜひお越しください!