一昨日(4/22)は通算第7回目の避難所慰問で須賀川アリーナへ。
今回で2度目の訪問になります。小・中学生の子どもたちは近くの
西袋第一小学校と西袋中学校へ頑張って通学しているそうです。
失うものはとてつもなく大きいけれど、得られるものもたくさんあるのですね。
子どもたちの笑顔と元気いっぱいの様子から感じました。
もしかしたら?
奇跡の出会いをしているのかもしれません。一生出会うことのない方?との。
「人」は「人」に支えられることにより安心して生きていくことができる
のだと思います。
この新たなかけがえのない出会いを一生の宝物にしていきましょう。
私たちも皆さんとの「奇跡の出会い」を大切にしていきます。
(到着したのは午後1時でしたのでまだ子どもたちは学校…。)
それでも皆さんに呼びかけるとさっそく集まってくださいました。
こちらは、木製ピンチを鯉に見立てて作る「ミニミニ鯉のぼり」です。
まず体全体をマジックで塗り、カラーペンで模様を付けます。
3,4匹塗ったら割り箸に挟んで、めざし、いや失礼、ミニミニ鯉のぼり
のできあがり。簡単で飾って楽しい工作プログラムがムシテックの
目玉です。
「大きな鯉のぼりを用意したけれど津波で流されちゃったから今年は
これだよ。」
と、ポツリ…。赤ちゃんに言い聞かせるお母さん。
「強くたくましくこれからの世の中を泳いでほしい」
と願わずにはいられません。
一方こちらは、「オリジナルしおり」コーナー。
名刺大のカードに好きな形のパーツを組合せ、ラミネートで丈夫
にしおりを作ります。天使や牛などいろんな形の切り抜きをうまく
組み合わせて自分だけのしおりにチャレンジ。
創るって本当に楽しいですね。
さあ、そしていよいよ最後は実験ショー「超低温の世界」です。
ムシテックで毎日製造している液体窒素を使った実験に釘付け!
時刻も午後3時。そろそろ今日はこの辺で終了かな?
そのとき、「ただいま!」 …子どもたちが学校から
帰ってきました…
「おかえりんご?」 「学校楽しかったよ。」
楢葉町出身のとっても元気な子どもたちです。
新しい環境にもすぐになじめた子どもたち、実に頼もしい!
「じゃ、もう1ステージ、実験ショー頑張るか!」 「やったー!」
ブクブクと沸騰している液体窒素の温度は?
「ええっ? マイナス196度?」
「冷蔵庫の氷を作る冷凍庫が-15度くらい。
-196度というのは一体…。」
そう、すごーーーく冷たいのですよ。
「風船を入れちゃうよ」「やめて!!割れちゃうよ」
「あれれっ?」
「この通り、空気が冷やされて風船がしぼんで水みたいになっちゃった。
これが液体空気です。」
初めて見る液体窒素の実験に目を丸くする子どもたち。
やっぱり訪問に来て良かった…。
そんな避難所の子どもたちにムシテックからすてきなプレゼントを…。
ゴールデンウイークの5/3(火)4(水)の二日間、なんと大阪や福島から
科学の伝道師たちがムシテックにやってきます。
産業技術総合研究所から牧原正記さん、大阪科学技術館から津田宜考
さん、中村雅憲さん、橋本 一さん、そして福島大学からspff代表、岡ちゃん
こと岡田先生。5名もふくしまを応援に駆けつけてくださいました。
本当にありがたいです。感謝、感謝。
牧原先生は両日とも、「無重力を体感しよう」というテーマでサイエンス教室
を行います。先生の質問に答えて次々に賞品をゲットしましょう。
避難所の皆さんには両日とも無料招待、しかも須賀川アリーナと市民スポーツ
会館から送迎バスを運行することにしました。お昼頃に避難所に戻れるように
計画中です。ぜひ牧原先生(マッキー)の教室を楽しんでいただければと思います。
もちろんゴールデンウイークですから一般の皆様にも牧原さんの科学教室の他、
大阪科学技術館の皆さんと福島大学の岡ちゃん先生からは次の工作プログラムを
準備していただけます。
○5/3(火)は午前に「飛ぶプラカップ」、午後には「ピンホールカメラ」
○5/4(水)は午前に「紙ひこうき」、午後には「紙とんぼ」
※このプログラムは定員制(当日受付)となっています。
また、5/1(日)より1日2回開催のサイエンスショーが始まります。
テーマは「音」。音で火を消す実験や若い方(?)しか聞こえない音など
とっても楽しいショーとなっています。
さらに、ムシテック自慢の野外講座「水の中の生き物さがし」では、池の中に
網を入れると?ゲンゴロウやメダカ、巨大ヤゴ(ギンヤンマというトンボの幼虫)
などがうじゃうじゃ捕れるドキドキ・わくわくのプログラムです。
その他、ムシテックワールドオリジナルプラバンアクセサリー作りやかんたんクレヨン、
小麦ねんどなど楽しいプログラムが盛りだくさん。ぜひいらしてくださいね。
世界のカブトムシ・クワガタコーナーも大人気。
君もヘラクレスカブトムシやニジイロクワガタに会いに来よう!(酒)