生物部に入りたいから中学受験をするらしいのだけれども、
一向にやる気を出さない我が家の恐竜ボーイのために
生物部がおもしろそうないくつかの男子校の学園祭に行ってみました。
(個人的すぎる感想なのでここでは学校名は伏せます)
結果、息子のやる気が出たのかどうかはよく分かりませんが、
母が行ってみた感想は
「とてもおもしろかった」
ある程度以上の学校になるとかなりガチのオタクも集まるらしく、
知識も展示量もすごく、見応えがあった。
まず、多くの男子校では、男子の性なのか、
「捕る」ところに力点を置いているようで、
勝手に捕まえてもいい魚や昆虫を飼っているところが多い。
※鳥類や哺乳類の無許可の捕獲は国内では禁止されているようで、
鳥類班の活動はバードウォッチングか、落ちてる死体を拾って剥製にするかの二択になるらしい。
ネズミやハムスターの哺乳類班がある学校は皆無だった。
息子は大抵毎回一番好きなイモリのコーナーに行き、得意げにいろいろ知識を披露する。
(恐竜ボーイの好みがなぜイモリなのかはいまだによく分からない)
そして部員のお兄さん方に
「詳しいねー、ぜひウチに入ってね!」
と言ってもらえると、
「ぼくスカウトされた」
と得意げになるw
男子学生たちの客対応はすごくオトナで、
おそらくよくご存知であろうイモリの生態の話を
自慢げに語る怖いもの知らずな息子に対し、
「すごいねー」
と相槌をうって聞いてくれる。
息子の機嫌はうなぎのぼりだ。
どの学校も充実しているのは昆虫ブース。
標本にあまり興味のない息子は標本コーナーはほぼ素通りし、
生態展示のコーナーに走る。
数多くの学校の昆虫ブースのなかで一番衝撃だったのは、
どこかの学校でクモをプラスチックのカップに入れて展示していた人がいて、
エサらしきものも巣らしきものが見当たらないので、
「普段もこんな風にして飼ってるんですか?」
と聞いてみたら
「普段はその辺で放し飼いにしてます」
とのお答え。
この日は展示のためにカップに入れたんだそう。
放し飼いって!!!
女子がいたらちょっと、いや全く無理だと思う。
男子校、すげえ!!
勉強をがんばる気になったかはよく分からないけど、
けっこう楽しんだと思われる恐竜ボーイ。
一点難点を挙げるとすれば、
今回行った学校はどこも高偏差値すぎて行ける気がまるでしないというところ。
いけるといいね!!
写真は息子が大喜びしたナミハンミョウ。
探せば意外とその辺にもいるけど、捕まえるのはけっこう難しい。