前に捕まえた珍しいヤゴ。
ちょうどジュニア生物調査隊の隊長さんが
水生昆虫のプロフェッショナルだったので、
メールに写真を添付してどんな種類か聞いてみた。
一目で種類が分かったらしくソッコーで返事が来た。
「アオサナエですね」
さすがプロ。
しかし残念ながらこちらは素人なので、
「聞いたことないし珍しいのかな」
レベル。
息子は
「レアだったら隊長にあげる!」
と心の広いことを言っていた
(多分クワガタやカブトだったら絶対言わない)
ので聞いてみると、
「とってもレアです!」
とのことだった。この辺りでは絶滅危惧種らしい。
ほう・・・!!
次回会う時に差し上げる約束をしました。
隊長さんがその後いろいろ調べた結果、
なんと「市内初記録」だったことが分かり、短報で発表していただいた。
しかも子供の名前まで入れていただいてしまいました。ありがとうございます。
この一件があって、その後ヤゴを捕った周辺を
ジュニア隊のお友達と隊長さんと我が家の子供の計4人で調査することになった。
水際の草が生えてるところをタモ網でガチで探す前者2人に対し、
水が沸いている場所の動く砂を面白がってずっと眺める娘。
そして
適当に探してすぐに飽きて遊ぼうとする忍耐力のない息子。
同行させていただいたのにスミマセン!!!
しかし娘は実は砂の中に潜っていたヤゴを一人黙々と探していたらしく、
名前は忘れたけどちゃんと数匹見つけていた。
やる気がないのは息子だけだった。
今回目当てのアオサナエは見つかりませんでしたが、
サナエトンボの仲間はいくつか見つけたらしい。
見た目にはアオサナエと全く違いが分からなかったので、
「これとどこが違うんですか?」
と聞いてみたら、
「外見は似ていますけど、触角の形がこっちは尖っていてこっちは丸いんですよ」
と説明してくれた。
うーん、、触覚・・・、丸い・・・ような気がする。
説明されるとそんなような気がするけど、
同じものをもう一度同定せよと言われたら無理だと思う。
っていうか送った写真にちゃんと触覚写ってなかったけど?!
どうやって分かったんだろう?
おそらく、プロの人って触覚がどうこうとか
そういうレベルを超えた第六感的な何かが絶対あると思う。
だって見た目じゃ全然分からないもの。
ちなみにそれからしばらく後、その時同行したジュニア隊のお友達が
その付近をもう一度調査したらもう一度アオサナエが見つかったらしい。
最近、生き物の総量は減っていると思うけど、
その種が絶滅危惧種かに限って言うならば、
調査する人、名前が分かる人が減っているだけなのかもしれないと少し思った。
それはそれでとても寂しいことだけど。