観音崎自然博物館の「ジュニア生物調査隊」の活動が始まりました!
少し前のことですが、4月末にあった「始動式」に参加してきました。
博物館内の一室で、まずは簡単な全体説明の後隊員一人ずつが自己紹介をします。
『名前、学年、どこから来たか(小学校名でも可)、好きな生き物、やりたいこと(あれば)』
去年から入隊している一期生の子供達はみんな仲良くいい雰囲気。
二期生(うちはココ)は、比較的1年生から6年生まで分散していて、(低学年が多めではある)
標本とタガメの面接で絞っただけあってwめっちゃ詳しい典型的な昆虫少年もいた。
うちの子たちが指名されたのは中ほどで、まず姉でそれから弟。
姉は好きな生き物は「イモリと甲虫」と言ってすんなり終える。
終わった後で「甲虫が昆虫に聞こえたんじゃないか」と心配してた。
安心しろ。大して変わらねー。
弟は「どこから来たか」のところでまず悩む。
おーい!
直前にお姉ちゃんが言ってたんですけど?
キミタチ違うところから来たのかい?
なかなか言えずにもじもじする彼。
も・・・もしかして姉の発言全く聞いてなかったの??
聞いた瞬間逆の耳から抜けたの?
と思ってからそれがダンナの得意技だったことに気づいた。親子だから仕方ない。
好きな生き物は両生類らしい。
一過性だと思っていたら、いまだに続いている息子のサンショウウオブームw
大勢の前は実は得意じゃない息子。おとなしかったので隊長さんに
「今日は大人しいじゃーん」
と言われる。
面接のときのサンショウウオトークを覚えていてくれたらしいですw
全員が終わると虫捕りの道具や虫の捕まえ方の紹介。
例として、シカでも捕るんですかぐらいの大きい網でトンボの捕まえ方を教えてくれた。
トンボは正面から捕まえようとすると逃げられるので、
通り過ぎた後後ろから追うように捕まえるのが正しいらしい。
へえー!!
最後に連絡事項と次回予告の話があり、
オマケとしてすぐそばの海岸に出て、最近見つかったという希少種「カタモンハネカクシ」を探す。
砂浜の海藻の下などによくいるらしく、
何人かが「見つけた!」と声を上げていた。
我が家の昆虫姉弟はというと、
前半は探そうとしていたものの
後半虫ガールは明らかにそこにはいないだろ?という海水の中を眺め、
(後で聞いたらアメフラシのおうちを作ってあげていたらしい。マジメに探せ!!)
サンショウウオボーイの方は気づくと海草と戦っていた。マジメに探せ!!
ということで、残念ながら共に発見できなかった。
ちなみにここで見つかったものは、発見者の名前と共に論文に載るんだそう!
最後に部屋に戻り、隊長さんが3月にカンボジアに行った研究旅行の写真や、
捕ってきたタガメなどを見せてもらって終了でした。
昆虫姉弟は、帰るときはすっかり「カタモンハネカクシ」フリークになっていて、
「カタモンハネカクシ見つけたかったなー」
とひたすら残念がっていた。
ほう!マジメに探してなかったの、母はちゃんと見ていたけどな・・・!
(オマケ)帰りに横須賀で寄ったハンバーガー屋さんにて。
姉弟が持ってた虫取り網に目を留めた店員のお姉さんが気さくに話しかけてくれた。
「この辺って何か捕れるんですか?」
子供達の答え。
「カタモンハネカクシ!!」
「えっ・・・、すみません、分からないです・・・」
お姉さんは去っていきました。
wwwww
写真はカタモンハネカクシを探しに行く調査隊の姿。
えっと・・・、みなさまカタモンハネカクシが気になりますよね?
しかし調査隊は親は参加できず遠めから見ているだけなので、私も実物は見ていないんですよね・・・。
写真を見た限りでははさみのないハサミムシみたいなやつだったんですが、
大きさ、動きその他は全くの謎。
私も知りたい。
次回はいよいよ待ちに待ったサンショウウオの観察!
今から楽しみです。