またまた数年前(2017年)の話。
マーキーズ横浜で毎年夏にやってるカブトムシ触り放題に行ったときのこと。
隣のOrbi横浜で偶然「透明標本作り体験」というイベントを見つけた。
透明標本作家としておそらく一番有名な冨田さんの、
自身の体験談などを聞きながら透明標本を一緒に作る体験だという。
しかも入場料+1000円ぐらいで全然安い。
え、、、それ行きたい!!
知らない方のために、透明標本ってこんなやつ。
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[新世界]透明標本~New World Transparent Specimen~
1,620円
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[新世界]透明標本2: New World Transparent Specimens 2
1,728円
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この冨田さんの写真集が有名です。
でもホンモノは高い。
開催日がちょうどダンナが帰省を予定していた日だったんですが、
無理矢理私と娘だけ別行動して後で合流することにして、
二人で体験に参加してきました。
目の前にキレイな標本たちを見せてもらいながら、
冨田さんの生い立ちや透明標本の作り方を聞く。
冨田さんは生物少年で、小さいころから釣りをしたり
珍しい生き物を捕まえて喜んでいるような子供だったそう。
ざっくりいくと、
①皮やウロコをとる
②アルシアンブルーという染色液で軟骨を青く染める
③アリザリンレッドという染色液で骨を赤く染める
④タンパク質を溶かして透明にする
という感じです。
もちろんこれだけでなく、間に脱水とかいろんな処理があり、
大きさにはよりますが数週間から何ヶ月もかかるとのことでした。
冨田さんは漁師さんのお手伝いをしながら
網に入ってしまった珍しい魚などを分けてもらい、それを標本にしているんだそう。
そんな感じの作成が大変な標本なので、
今回は既にできたものを2匹ずつビンに封入するところが体験でした。
こんな感じのところから2匹選びます。
ここで既にキレイ!!
真剣に2匹を選んでいた娘に
「いやどれも一緒でしょ」
と母は言いましたが、実はこの中に何種類かいるらしい。
マジ!!
そして成果物はこれ。
キレイ。
このときは、冨田さんご自身がかなりのさかなクンで、
まずお話がおもしろかったです。
絵本作家の舘野先生といい、
何かを極めた人の話はとてもおもしろい。
自分もそこまで何かを極められたらいいな、と思いますがなかなか・・・。
いろんな薬品を使うので難しいかもしれませんが、(廃液処理とか・・・)
家の金魚が死んでしまったときなどに自分でも作ってみたい。
今まで埋めてただけだったけど、埋めるのもあまりよくないという話もあるようで。