ジュニア生物調査隊入隊のお知らせ! | 虫ガールと恐竜ボーイ

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虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

ある日のこと。

このブログに何度か登場している観音崎自然博物館HPで、
「ジュニア生物調査隊」というものを発見した。

なんだろう・・・?と詳細を見てみると、 →コチラ
月に1度程度の頻度でいろいろな生き物を観察したり捕まえたりの活動をするらしい。
場所も一般人には公開されていない生息地を訪れたりするらしく、
子供たちにはとっても楽しそう。

これは申し込まねば!!と連絡を取ってみた。

話を聞くと、今年は申込者がとても多く、2倍程度の倍率になりそうだとのこと。
説明会に来た人が優先だが、都合が悪ければ他の日に説明を聞きに来てよいとのことだった。
説明会の3/24は予定があったので、事前に個別で説明を聞きに行ってみました。

学芸員の責任者の方から、
自分が大学生のころ一緒に生き物を探した小学生が大人になって、
今一緒に研究をしたりしている。そういう関係をとても大事にしたくて、

今回の企画をした。

という熱い思いを聞かせていただきました。
そういう理由なので、専門家にはならなくても、大人になっても生き物が趣味となるような

生き物好きな子をできるだけ優先したいとのこと。
そして今年の予定・スケジュールや年会費、注意事項の説明へ。
入隊したら4月に始動式、5月にサンショウウオを見に行くとのこと。
夏には合宿、秋にはトンボサミットに参加。
それ以外にもいろんなフィールドへ出かけてその土地の人と交流しながら生き物観察をするんだそう。

2週間ぐらい前にたまったまNHKの「ダーウィンが来た」オオサンショウウオ特集をやっていて、
知らないうちにサンショウウオブームになっていた息子がサンショウウオと聞いて大はしゃぎ。
説明の合間に自分の熱いサンショウウオトークをぶつけたがる。

そして説明をちゃんと聞かないので何度も怒る。
これで「コイツ話聞かないから落とそう」と思われたらどうするんだよアホウ!!

一通り説明が終わると、おもむろに昆虫標本のデカいケースを持ってきた学芸員さん。

中にはカブトムシ、クワガタの仲間やカマキリからハリガネムシ(カマキリにいる寄生虫)、
ゴキブリの仲間的なものまでいろいろ入っていた。

子供二人、当然、大喜びで自分のちっちゃい知識を披露する。
いやでも相手は学芸員さんだからね。そんなの全部知ってると思うよ。



そうしていると、今度は何やら水が入った小さい虫かごを持ってきて、
「これも触っていいよ」
と。
出されたものは↓



タガメ!!

見たことあるけど触るのは初めて!!
最初の一瞬だけビビりましたが、大喜びで触る二人。

タガメの前足ってカマキリのカマみたいな形になっているので
はさまれたら痛そうだと思っていたんですが、
カマキリほどは閉じないらしく全然痛くないらしい。
ただ、口の針(魚の体液を吸うやつ)だけは気をつけた方がいいとのこと。

へえーー!

陸上のタガメは歩くのも遅くて全然怖くなく、
喜んで触り倒して写真とりまくっていた。

母もついでに1回だけ触る。


タガメを触り倒すと、我が家のサンショウウオボーイは
「オオサンショウウオはいないの?」

とか聞き始めた。
そんなに簡単にいねーよ!!天然記念物じゃねーか!

母はあきれたが、学芸員さんは
「もっと西の方にいけばいるよ。今度一緒に行く?」
なんて丁寧に返してくれていて頭が下がります。

さらに、今回の調査隊では清流に行く回もあって、

そこではいろんな動物のほかにプラナリアもいるらしい。
あのどこを切ってもしなないプラナリア!!

生物少年の憧れの的プラナリアw

「プラナリアー!!絶対ほしい!!」

と、もうそれで息子が大興奮になってしまったので今回はひとまずお開き。
申請書をもらってその場で書き、
備考欄に

「オオサンショウウオ見たい!」

「プラナリア取りたい!」

「サンショウウオ飼いたい!」
と散々アピールなのか落書きなのか分からない文を書いて提出。
そこってそういうの書くとこなんだっけ?どうなの?

 

今回は若干初対面では人見知る虫ガールよりも
人見知りをしないサンショウウオボーイが本領発揮したという珍しい回でした。

とりあえず生き物好きなことだけは伝わったと思うので
あとは抽選の運を祈っていたわけですが、

4月に入って

『二人とも合格です』

とのメールが。
やった!!

仕事中でしたがこの感動が冷めないうちに!と娘にLINEで伝えると超喜んでいた。

今思うと、入団テストとは言われなかったけど、
昆虫標本と生きたタガメに対する反応は実質テストだったんだろうなと。

とにかくこれで合格したので、
今年1年、楽しもう!