アゲハ事件 | 虫ガールと恐竜ボーイ

虫ガールと恐竜ボーイ

虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

おまけですが、アゲハといえば我が家ではとてもショッキングな事件がありました。


今回羽化した幼虫を拾う前、ダンナの実家に帰省したときのこと。

たまたま近くに住んでいた友人の家に行ったら、
庭のスダチの木にアゲハの幼虫がたくさんいた。
増えすぎてすぎて困ると言っていたので、
大きめの4齢幼虫(緑色じゃなくて鳥の糞に似てるやつ)をもらった。

アゲハを飼いたがっていた娘、
それはそれは喜んで大切に持ち帰った。
ダンナ実家でその幼虫ほどなく脱皮し、
緑色のかわいい5齢幼虫になった。

娘は大喜び。
「かわいいーー!」
と言っては指に乗せて遊んだり、
ミカンの葉っぱを新しく補充して世話したりしていた。



そんなある夜、遊びに行って戻ってきたら、お義母さんが
「バッタかキリギリスか知らんけど捕まえたから虫籠に入れといたわ」
と言う。
これまでにも子供たちにセミ等を捕ってきてくれていたので
あまり気にもとめず、中身の確認もせずに眠ってしまった。


翌朝。

母は虫かごを見てふと昨夜のその会話を思い出し、
『そういえばキリギリスだったら肉食だよな・・・』
と若干嫌な予感がしつつ虫かごを覗いた。


思いっきりキリギリスだった。

そしてアゲハの幼虫はいなかった・・・!!!


アゲハ、昨夜のうちにキリギリスに食われてた!!!!!
母、顔面蒼白。
娘に何といって伝えたらいいかわからなかったので、
とりあえず何も知らないフリをして放置した。


約1時間後。娘が
「アゲハの幼虫がキリギリスに食べられちゃった!!」
と号泣しながらやってきた。
ああ・・・、自力で発見したんだな・・・。


「アゲハちゃん、きっと臭いツノ出して一生懸命戦ったのに、
 疲れてきて負けて食べられちゃったんだー!!」


と一時間ほど号泣した。

※アゲハの幼虫は敵に襲われると臭い臭いのするオレンジ色のツノを出します。


私もけっこうショックだったので何も言えず、
娘の背中をさすってあげるのが精一杯だった。

その後も半日ぐらいめそめそしていたが、
お義母さんを責めなかったのは偉いと思う。

おさまってきた娘と、
また飼おうね。
そして今度はちゃんとチョウにさせてあげようね。

と約束した。




この一連の事件を後に知ったムスコ。
こちらは泣かずに激怒した。そして
「キリギリスばかにしてくる!」

バカにするwwwww

悲愴な空気がちょっと和んだ。写真はそして無事に羽化したアゲハチョウです。

色は青くしてみました。でもとまってる割り箸が汚い・・・