アゲハの羽化② | 虫ガールと恐竜ボーイ

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虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

すっかり2日に1回の更新ペースになってしまったこのブログ。

前回の続きです。


娘が拾ってきた2匹のアゲハの幼虫。
サナギになったのは数日差だったのに、もう一匹は全く羽化しなかった。

そのまま1ヶ月が経ち、2ヶ月が経ち、ついに冬へ突入

こりゃ死んじゃったかな~と思いつつも片付けるのが面倒なのでそのままにしておいたら、

なんと真冬のある日、気がついたらアゲハがいた。

ビックリして調べてみると、
アゲハはさなぎで冬を越すんだそうだ。
秋遅くに孵った幼虫はさなぎのまま冬を越し、春になると羽化して成虫になるらしい。
アブネ!
捨てるところだったよ!!
私のズボラが一匹のアゲハチョウの命を救った。

で、この子は1月に一瞬だけ暖かくなった日に
春と勘違いして出てきてしまったらしい。
残念!

娘に逃がすか飼うかどうするか聞いたら、
「どっちがこの子にとって幸せか」と死ぬほど悩んだ結果、
「今逃がしてもきっと相手も見つからず死んでしまうだけだから、家で飼う」
ことに決定。放さず飼いつづけることにした。


で。一番の懸念が、

チョウって花の蜜しか食べられないんじゃないか?

ということ。

冬に花なんて咲いてないし、ハチミツじゃベタベタしすぎて餌っていうよりむしろ罠だし、
花屋でチョウのために花買うの?どうする?と悩んで調べたら、


大抵の蛾やチョウはポカリで飼えるらしい。

マジで?!
何その万能薬っぷり!すごいぞポカリ!!
砂糖水でもいいらしいんですが、砂糖の粒が残らないように溶かさないと管に詰まってしまうらしい。
苦労してそんな危険なもの作る必要性が全くない。

もうポカリにするしかない。

ティッシュにしみこませてペットボトルのふたに入れたポカリをケースにおいておく。

しばらく観察しましたが、自分では吸ってなさそうだったので、捕まえて与えてみた。
こんな感じ。

たぶんもっと正しい掴み方がありそうなんですが、適当でごめんなさい!

それでも飲まないので縫い針の先で口を伸ばして先を無理矢理くっつけてあげた。


それでもあんまり吸ってなさそうに見えたけど、
2週間ぐらいケースで生きたから一応飲んではいたんだ・・・よね?

そしてこの子はお亡くなりになった後、
我が家の標本になることになりました。
この子です。↓




関係ないけど、アゲハの幼虫が寄生されてる場合、
羽化のときアゲハの代わりに寄生バチが出てくることがあるらしい。
羽化を心待ちにしてたところにハチが出てきたらショックでかすぎて立ち直れないだろうな・・・。(ムスメが)
いやでも彼女なら寄生バチすら愛するかもしれない・・・。