昆虫標本を作ってみた。① | 虫ガールと恐竜ボーイ

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虫をこよなく愛する娘と恐竜を愛する息子の日常を綴った日記です。
だんだん虫に慣れてきた母の写真・絵付き。

虫ガールの我が娘(小4)。
よく死んだ虫を拾ってくるうえに
買ってた虫が死んでも埋めたり捨てたりしないので、
我が家には虫の死体が溢れている。

このままでは誰も寄り付いてくれない家になりそう・・・!やばい!
ということで、虫を標本にすることにしました。

え、あんまり変わらない・・・?
いやいや、多分違うはず!

ネットを見ると、必要な材料や作り方がちゃんと揃っているので参考にさせてもらいました。


今回準備した材料

・ネイル除光液(酢酸エチル入りもの)
・虫ピン的なもの(よく知らないけど多分マチ針でも可)
・衣類用防虫剤(ものによってはプラスチックケースにはダメっていうのがあるので注意!)
・標本ケース

ここまで全部100均で売ってました。
標本ケースはホントは多分もっとちゃんとしたものがいいんだと思うんですが、
まあとりあえず初回なので100均で。

あとは土台にする発泡スチロールをその辺の梱包剤から調達しました。

合計400円でした。安。

今回標本にする虫はコチラ。

アゲハチョウ

なんかでかい蛾

ノコギリクワガタ

コクワガタ

カブトムシ(オス・メス)

糞虫っぽいもの2匹

キンカメムシ

手順としては、こんな感じのようです。

①死んだ虫を除光液で防腐処理する
②固まった昆虫をお湯(50~60℃)につけて柔らかくする
③発泡スチロールの上に針で形を整えながら刺す
④乾燥させる
⑤防虫剤と乾燥剤と一緒にケースに入れる



①と②の手順はどっちが先かよく分からなかったので
もしかしたら逆かもしれません。
知ってる人、誰か教えて!


で、まず

①死んだ虫を除光液で防腐処理する
ジャムか何かの密閉ビンに、除光液をしみこませたティッシュを入れ、そこに虫を入れ1日ぐらい置きます。
これは本当は虫が生きたままやると体の中まで防腐剤がしみこむので一番よいそうなのですが、
虫愛に満ち溢れた娘的にそんなのは不可能なので、
死んでしまったものを入れます。


②固まった昆虫をお湯(50~60℃)につけて柔らかくする
死んで時間が経った甲虫はこの処理をします。
ちなみに死んですぐの場合はまだ固まっていないのでこの処理は不要のようです。

温度計がないので適当です。
指を1~2秒入れておいても大丈夫なぐらいの温度にしました。
浮いていても大丈夫で、体の下側がしっかりお湯につくように30分くらい浸します。

ちなみにうちの場合、バラバラと入れたらめっちゃ足とか首とか取れました・・・。

水の中でのスプラッタはけっこうな衝撃だった・・・。

「ヒィィ!」となる母に対し、子供たちは

「ああーまた取れたじゃんー!まま後で接着剤つけて!」

と全く動じず。すげえよあんたたち。
2017年夏の虫だからかな・・・。古かったかな・・・。今までの保存が悪かったかな・・・

で、お湯につけるとせっかく①でしみこんだ酢酸エチルが取れそうな気がするので、
もしかしたらこっちが先なのかも?


③発泡スチロールの上に針で形を整えながら刺す
では、既に死んでいる虫でも
「針を刺すのはかわいそう!!」
と娘、拒否。
仕方ないので両脇に針をさして擬似的に固定させてみました。

でも、不器用なせいかあんまりいいポーズにできなかったので、
もう次回からはお湯に漬けずに亡くなったままのポーズでいいとおもいました。


そして現在

④乾燥させる

の真っ最中です。
風通しのよい日陰に数週間置くようです。

今思うと湿度が低い冬に作ればよかった気がしますが、もう後には引けない。

しっかり乾燥させることが長持ちのポイントのようです。


完成したらまたアップしますが、
お湯に漬けないので一足先に完成したチョウ類の写真がコチラ。



今年の冬に羽化してしまったアゲハチョウ。
そこそこキレイにできた・・・かな?

あとはなんかムスメがその辺で拾った馬鹿でかいガ。

名前は不明。

縮尺はチョウとほぼ同じなのででかさが分かると思います。


色違うけどもはやモスラの域。

生きてるとき見つけたら私絶叫して逃げるわ。

いや死んでても触りたくないけれども。