たまる一方の眼の疲れ『眼力負債』を解消するには? | 習慣!健康スタイル(R)

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朝倉健康栄養研究所

本日(6月21日)は二十四節気のひとつ『夏至』です。
北半球では太陽が一年で最も高角度でのぼり、昼の時間が最も長くなります。
 
【国立天文台 暦計算室 各地の暦〈東京都〉】
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2024/s1306.html
東京都 日の出:4時26分 日の入り:19時00分
(昼の時間:14時間34分)
 

こちら福岡県朝倉市では、約230年前から稼働する日本最古の「三連水車」が今年も回り始め、田植えのシーズンを迎えました。水しぶきを上げながら勢いよく水を汲み上げる姿に夏の始まりを感じます。
 

    福岡県朝倉市菱野の三連水車(2024年6月19日)
 
さて、福岡県朝倉市の三連水車が回り出したところで、おやっ?下図の水車もグルグルと回って見えませんか?

 

 

回転するように見えるのは錯視によるものですが、眼精疲労が蓄積している時は、回転が制止しなくなったり、速度が速くなったりします。
 
強まる紫外線、ウェブ会議やリモートワークによる電子媒体の長時間使用など、屋外・屋内を問わず、私たちの眼は気づかないうちに『眼力負債』として疲労が蓄積しています。
 
もともと、眼には有害な紫外線やブルーライトをブロックするしくみがあり、これらの光線を受けたときに発生する活性酸素を抑える抗酸化作用をもつ成分が存在します。そのなかで最も重要な働きをするのがカロチノイドの一種『ルテイン』『ゼアキサンチン』です。
 
『ルテイン』『ゼアキサンチン』は、とりわけ抗酸化力が強く、水晶体や網膜の黄斑部など眼の組織に含まれており、網膜の色覚色素が酸化されるのを防ぐフィルターになっているのです。


     ルテインゼアキサンチンが網膜を保護
 
しかし、加齢やダメージを受け続けたことによって『ルテイン』『ゼアキサンチン』はどんどん減少していきます。『ルテイン』『ゼアキサンチン』は、ケールやほうれん草などの緑黄色野菜、果物、卵黄などに含まれますが、体内で合成できない成分です。そのため、積極的に外部から補うことが必要です。