舟木一夫 映画ポスター展 高原のお嬢さん | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

昭和40年12月4日 日活

 

 

北川和夫は蓼科高原の農場で、ここの亡くなった主人の遠藤善吉の研究を引き継ぎながら、主人の未亡人とその娘の光子と暮らしていた。和夫は街に出掛けた際、きれいなお嬢さんに出会い心を惹かれる。彼女は高原の別荘地に遊びにきていた小泉淳子というお嬢様だった。ある日、この別荘地に、和夫のいる農場を買収しに観光開発会社社長の息子である三島進がやって来るが、進にあった和夫は驚く。二人は小学校の同級生だったのだ。お互い積もる話をしているうちに意気投合することになるが、買収に関しては和夫はガンとして一歩も譲らなかった。2、3日たったある夜、進からパーティの誘いを受けた和夫は進のフィアンセだという女性を紹介されるが、現われた彼女は街で見かけたあの小泉淳子だった。パーティの途中で帰る淳子を送る和夫。和夫の話を夢中になって聞く淳子も、そんな和夫に心惹かれていくのだった。「私、進君のフィアンセじゃないわ。お父様たちが勝手に決めたのよ」という淳子に和夫は思いを告げる。楽しい日々がまたたく間に過ぎさり、淳子が帰京する日が近づいてきた。和夫は、淳子への思い、同級生で親友の進への思い、そして農場の土地買収に悩むのであった。