さすらいさんちの話 7/18 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

東北新幹線が走っている今、東北本線の停車場として使われていた、懐かしく上野駅構内を歩いてみました。今でも残る、昭和の時代の集団就職で上京して来る映像には、学生服やセーラー服姿の中学卒業と共に、夢を描いて歩いている生徒たちの姿があったものです。

 

東北地方から、初めて足を付けた場所が、このホームでした。

石川啄木の碑も見つけました。頭の中には、井沢八郎さんが歌った「ああ上野駅」の歌声が巡っています。

 

父の故郷、秋田に向かう時も、ここから蒸気機関車で向かった事を思い出します。まだ幼かった私の為に、対面の座席に板を渡して寝かせながら秋田に向かった事は、小さな記憶として残っていますし、トンネルに入ると、機関車の煙が入って来るので、慌てて閉めていた事も思い出します。

 

 

東京の起点となる東京駅は、改装を繰り返し、昭和の時代の面影は無くなりましたが、上野駅も大きく変わってはいるものの、まだまだ昭和の香りを感じる場所でした。

 

 

 

構内には、おしゃれな店も沢山出来ていて、誘われるように入ったお店も、外国人の家族の方達が多く、静かに和食を食べている姿が印象的です。