舟木一夫コンサート 浅草公会堂 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

昨日は久しぶりに浅草公会堂での舟木一夫コンサートに行ってきました。

ここ数年は、カミサンの闘病生活の中で、何度かは行く事は出来ていましたが、それはそれで、気持ちの大きな負担のある中でのコンサートでしたので、気持ち良く晴れ晴れとした気分で、行けた訳でありませんでした。

 

前日から体調も不安定で、出掛ける朝も、行こうか行くまいかと思うほど気分が優れませんでした。気温は25℃と久し振りに30℃を割るのは良いのですが、雨模様でそれもまた出掛ける意欲が失せてきます。電車に乗るのも久し振りです。

 

いつもとはルートを替えて、上野駅から浅草に向かいます。神田駅での乗り換えも、有ろう事かホームを間違えるという失態。もう完全に東京の田舎者です。

 

浅草公会堂に着いたのは開演40分前ほどですが、雨が強くなり早めに開場が始まっていました。湿度が高く、汗かきのさすらいですから、もう下着が濡れる程です。

 

 

 

夏子の季節のイントロが流れ、緞帳が上がり舟木さんの姿が見えてくると、大きな拍手が起こります。残念ながら3階席の最後部に座ったさすらいは、舟木さんの姿が見えるまで時間がかかります。夏にちなんだ曲だけに、ウキウキ気分でスタートして行きます。

 

「直射日光には当たらないように最近は歩いている」

このトークで、竹野内豊さんのCM「どうする どうする」のタクシーアプリ『GO』を思い出しているさすらいです。(笑)

花咲く乙女たちから始まって、TV主題歌三曲が続きます。あれ、おかしいなぁ~と思っていると、舟木さんも歌を止めます。そうそう、雨の中の二人を二番から歌い出していたのです。

これはこれで、嬉しいNGで、再び一番から歌い直しです。

 

リズム感のある曲から、艶っぽい歌に変わります。逢う瀬、京の恋唄、京人形。どれもこれも、久し振りのコンサートのさすらいには、懐かしく新鮮に聴き惚れてしまいます。これぞ流行歌と満足されている舟木さん。

 

スタンディングも久し振りです。くやしまぎれで来るとは思いませんでした。

しっかり大きく腕を上げて最後まで手拍子出来たのには、さすらい自身ビックリで、リウマチと言われ肩の痛みを感じながら生活していたさすらいですから、自分自身の驚きです。

 

下町どこさ

 

WHITEの曲が聴きたいと思っていたさすらいですが、まさかの下町どこさ

会場が浅草と言う事もあり、何か懐かしい歌詞がピッタリで、舟木さんの感性が存分に感じられる曲です。我々の年代の郷愁を誘う曲です。

「お前の母ちゃん出べそ」には、さすらいの前に座っている男性二人が笑い転げます。

 

やはり外せない曲と言えば高校三年生絶唱です。周りの方達も、親しみの大きな曲になると客席の雰囲気も変わっていきます。特に三階席と言う事もあるのかも知れません。

 

舟木さんの映画好きは有名な話ですが、邦画五社の名前が出ます。東映、松竹、大映、東宝、新東宝。残念ながら日活の名前は有りませんでした。そうです。昔は邦画六社と言われたものでした。映画館を土日で3軒ずつ回った話はを聞くと、ワクワクしてきます。タダで入れた舟木さんが羨ましいと思うさすらいです。(笑)

 

哀愁の夜は、期待通り「おまけの4番」がありました。嬉しくて拍手です。

哀愁の夜の作詞をされた古野哲也先生の奥様にお逢いした時、この曲でコロムビアから賞を受賞されて、大変喜ばれた話を伺っていたのを思い出しますし、友人のKさんは、古野先生の目の前で、この曲をカラオケで歌ったという話も思い出していました。

 

エンディングは高原のお嬢さんです。

大きな大きな曲になったこの曲は、青春時代のさすらいが、失恋をして彼女と別れた時の事を今でも思い出す曲です。

♪東京の空のどこか あの人は住んでいる・・・

 

アンコール曲は君に心こめて

帰り際にお逢いした方が「最後に一番好きな歌が聴けて大満足です」と話をされていました。

 

ブログを毎日読んで頂いている方からお声を掛けて頂き、それも隣町の方と知り、とても嬉しく思っています。

 

さて、体調の悪さは吹っ飛びました。

最初は、コンサート中寝てしまうのではないかと思っていましたが、いやいや夢中で舟木さんの歌声に没頭しました。ビタミンFは今でも変わりません。