踊子 舟木一夫
1986年
この曲は1957年に呉羽紡績提供のラジオ番組「クレハ・ホームソング」で、三浦洸一さんが歌った楽曲です。舟木さんの柔らかな歌声にはピッタリの曲ではないでしょうか。
三浦さんと言えば、この曲と「弁天小僧」を思い浮かべます。
「踊子」で歌われている踊子は、川端康成さんの小説「伊豆の踊子」です。
伊豆の踊子と言えば、沢山の映画が作られました。第一作は田中絹代主演の無声映画でした。
その後、美空ひばり、鰐淵晴子、吉永小百合、内藤洋子、山口百恵で映画化されます。
吉永小百合、山口百恵の二作品は、「絶唱」を撮られた西河克己監督の作品です。さすらいは、全ての「伊豆の踊子」を見ている事が自慢です。
さて舟木さんは、昭和57年に「伊豆の踊子」の舞台に出演していて、二つのテーマ曲の作詞作曲もしています。踊子のテーマ「時雨・ひと降り」薫のテーマ「れんげ草」です。
舟木さんの役柄は、踊子の薫の兄の栄吉です。どこかで聞いたような名前の役柄ですね。（笑）
昭和57年 よみうりホール 4月20日～23日
