舟木一夫後援会 結成記念パーティ
1964年2月8日 東京・帝国ホテル
後援会長の元防衛庁長官・江崎真澄
江崎さんは舟木さんと同郷の愛知県一宮市出身。
映画やテレビでもお馴染みの歌舞伎役者、岩井半四郎さんの顔も見える。
この年の前年に行われた愛知県一宮市で行われた「舟木一夫後援会発会式」では、記念演奏会に守屋浩、コロンビア・ローズ、高石かつ枝さんらが友情出演していて、岩井半四郎さんが祝いの「黒田節」を踊られている。
この時の最新曲は「あゝ青春の胸の血は」で、この時までに7枚のシングルとアルバムを1枚出している。
後援会の発足は、直木賞作家で演劇評論家の安藤鶴夫らが音頭を取り、大正生まれの政財界人の集まりである「大正会」を切り盛りしていた長谷川木材社長の長谷川鏡次に働きかけてまとめ上げた。
後援会員は政界から自民党の藤山愛一郎、中曽根康弘、石田博英、綾部健太郎ら、財界から帝国ホテル会長犬丸一郎、サントリー社長佐治敬三、野村證券社長奥村綱雄ら、芸能界から長谷川一夫、山田五十鈴、三船敏郎、森繁久彌などが名を連ねた。(大倉明著 青春賛歌より)
半世紀以上前になる訳で、当時のマイクは大きいしとても懐かしい。
コーラスグループや、演奏風景を見ても時代を感じる。
前髪・八重歯・学生服
デビュー当時のトレードマークの舟木さん。各界の重鎮たちの集まりで、とても緊張した事だろう。
晴れやかなデビュー当時、今の舟木一夫があるだろうとは、誰もが思わないだろうし、ご本人も思ってもいなかった事だろう。
父親の上田栄吉さん、母親の節さん。感謝のご挨拶シーンだ。
1964年2月 舟木一夫日記より