さすらいさんちの話 2/13 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

今日は、「さすらいさんちの話」を書くのがとても遅くなった。

そして突然変な機械の写真を載せたが、これがなんだか判る人は少ないかも知れない。実はこの機械を使わなければならない状況に追い込まれ、順序良く、片付け→掃除→ブログ投稿、と思っていた順番が全て狂った。書こうと思っていた記事も、昨夜から用意していて下書きまでしたのだが、急遽変更(笑)

 

さて何が起きたかと言えば、玄関を開けて外に出た途端、庭への通路が水浸し。大雨でも軒の部分は水がたまる訳もなく、よく見ると台所の水場に近い場所のコンクリートのマンホールから水が溢れている。

どうも掃除などしない場所だから、蓋など開ける事はないのだが、開けて見ると水で満杯。

 

直ぐに下水もつまりだと判って、何んとか棒を持って来て下水の穴に突っ込んでみるが、全くダメ。

写真の機械はカンツールと呼ぶ器械で、ビル管理をしているさすらいには、直ぐに眼に浮かんだが、こんな機械を我が家で持っている訳がない。

 

水道屋に頼んでみようかと思ったが、日曜日だし、出張料を入れたら3万円で収まるかどうかも判らないし、長年ビル管理の仕事をしているから、ここは自分で直すのが得策と思った。

 

とてもとても最初の写真のような機械は買う必要もないし、ネットで簡易的なカンツールを見つけたが、今すぐつまりを直さねばならないから、近くのホームセンターへ。在りました写真のようなカンツールが。ただネットで買えば1000円台なのに、3000円近くした。

 

 

合わせて買ったのが、これまたビル管理をしている人間にはお馴染みのパイプ洗浄剤のPPスルー。これはシンクのパイプの詰まりやトイレの詰まりなど、油分や尿石などを化学反応で溶かしてくれるものだ。ただ劇薬なので、一般家庭用には販売されておらず、業者用と思って貰えばいい。

本来は外の下水管などには使用しないが、マンホールの中が沢山の油粕などがあったので、買ってみる事にした。

 

溢れた升の中の汚水を、ある程度下水管が見える部分まで掻き出して、PPスルーを入れて二時間ほど経ったが変化なし。本来は一晩そのままにした方が良いのだが、そうすると夕食の支度も出来ないから、雨の中カンツールの登場。寒いし雨は降っているし、これでつまりが取れなければ最悪だ。

 

ワイヤーを穴に居れ、取っ手を固定して、取っての部分をグルグルと回す。先端のワイヤーがグルグルと詰まった部分を掻きまわす訳だ。大きな最初の機械などなら、回す取っ手のハンドルを回せば良いが、安物は、取っ手を力を入れて回さなければならない。

 

暫くして開通。やった良かった!と升に着いた油分を更に洗い流していたらまた詰まった。完全か形で開通していなかったようで、再度同じ作業をするが、中々時間が掛かる、そして開通。

スカっ!とした。(笑)

 

トイレを直したり、電気関係を直したり、庭木を切ったり草刈りをしたり、今回の様に下水を直したりしても、我が家の誰も評価してくれない。(笑)

凄いね!とか、良く出来るよね。とか、助かった!とか言ってくれれば、何とか報われるのだが、当たり前の様に思われているのは、ちょっとシャクである。

 

少しここで皆さんにアドバイス。

カンツールは必要ないと思うが、こうしたものを売っている事を記憶にとどめておくと良いと思います。

PPスルーに関しては、トイレの詰まりやシンクの詰まり、風呂の排水溝の詰まりなどにも使えます。パイプに入れてお湯を少し流し、数時間置けば開通すると思いますが、換気を十分にする事と、薬剤には絶対触れない事。手に付いた場合は、直ぐに石鹼で洗い流してください。

更に危険物ですから、注意して保管も必要です。

 

洗面台などのつまりは、排水溝の下にあるU字トラップにゴミなどが詰まっている場合が多いので、U字トラップの下にバケツを置いて、U字パイプを外して掃除をすれば大丈夫でしょう。

ウォーターポンププライヤーという道具があると便利なので、100円ショップでも売っているので、それを使うか、ある程度手でも回して外す事が出来るかも知れません。ただ取り付けた後は、完全に外れないようにする事が大切です。

 

 

こんな道具もあります。トイレ詰まりなどで、シュポシュポなんて呼んでるラバーカップと言うのがありますが、この道具は、詰まった穴に合わせて置いて、上のハンドルを上に引くとパイプ内が真空になり、詰まったものが除去されるものです。これもご家庭に一つあると良いかも知れません。

 

今日は少し違った話になりましたが、知っていると得なお話でした。