学園広場 アベック歌合戦 トニー谷 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

 

「あなたのお名前、なんてぇの!」

日活映画「学園広場」の中にアベック歌合戦が登場する。ラジオ番組からスタートした歌合戦は、ちょうどトニー谷の息子の誘拐事件があり、人気者だったトニー谷は、偽りの過去が暴かれて人気は凋落する。実はこの当時の公開録音を私は見に行っている。父の会社がスポンサーで、番組のお目付け役という事で父が毎回行っていたようだが、スポンサーの父の会社の悪口を言った事からスポンサーを降りたと聞く。

 

改めてトニー谷を調べてみると、まぁ暴言の数々、セクハラ、パワハラなど良い事が出てこない。テレビの番組になり、その素顔が見れるようになると、英語と日本語を混ぜこぜにした言葉で、再び人気者になる。

「レイディースエンジェントルメン、アンドおとっつぁんおっかさん」「さいざんす」「おこんばんは」「バッカじゃなかろか」などという言葉は今でも思い出すし、そろばんのカシャカシャもも懐かしい。

トニー谷をモチーフに描かれた漫画のキャラクターが、おそ松くんの「イヤミ」確かによく似ている。

 

まぁそんなトニー谷のアベック歌合戦だが、映画の中では若い舟木さんとチーちゃんの楽しいシーンになっている。二人のデュエットが聞けるのだから、さぞリアルタイムの映画館は盛り上がっただろう。と思うのだが、実際映画館で見ていたさすらいにはそんな記憶はない。(笑)

 

舟木さんの歌は良く歌ったが、、実はさすらいの中では歌い辛い曲だ。バラード系の曲は、歌唱力がないと中々歌いきれない。好きな曲ではあるのだが歌うにはちょっと引いてしまう曲なのだ。舟木さんが新人賞を獲得した曲は、「高校三年生」と「学園広場」の二曲で選定されている。「学園広場」での歌唱が認められたからと思っている。