森吉山 秋田駒 2012年6月
森吉山の写真を多くしています。朝の鳥海山と岩木山はぼんやりと写っています。秋田駒の写真は少なくしました。岩手山が大きく見えて印象的ですね。「あるばこまくさ」の露天風呂からは田沢湖が見え、良く見ると濃く写っている山(中央付近の山がくびれた所)の上に薄く鳥海山が写っています。分かるかなあ? 花の森吉山と秋田駒ケ岳 6月24日-26日 単独 大人の休日倶楽部割引切符の利用期間が以前より前になって、花は遅い方が咲くと思って期間の最終日の27日間近に森吉山へ出かけた。昨年まではこの期間に会で東北に行っていたが、今回は希望者無しで単独になった。この時期の東北の山は花が楽しめるのが良い。森吉山はゴンドラの駅から山頂までの道沿い、山人平の湿原に花が咲く。ゴンドラ駅から山頂までは観光客も多く、時々霧雨が降る天候だったが大勢の下りの人と擦れ違った。秋田駒は前に会で行っているが、前より10日も早かったので花は少なかった。特にエゾツツジを見たかったのですがね。森吉山は秋田内陸線の阿仁合などから乗合タクシーが運行されているので単独でも安い費用で入山できるのが良い。 6/24 森吉山散策 阿仁合駅からの乗合タクシーは自分一人、1,000円では申し訳ない感じだが最近は一人だけの場合が多いとか。下りのゴンドラを見ると窓が濡れているのと雨具を着けた人が多いので、ゴンドラの中で雨具を着けた。午後1時なので下山して行く人ばかりである。避難小屋までは木道を行くことが多い。道沿いにはマイヅルソウ、ツマトリソウ、ショウジョウバカマなどが散見され、時にシラネアオイもあったが、シラネオイは盛りを過ぎた感じだった。避難小屋にザックを置いて山頂へ向かう。 暫く行くと小さな池塘があってヒナザクラがあった。稚児平辺りからはチングルマ、イワカガミが多くなって来た。この時期の森吉山はチングルマが主役のようだ。山頂は岩があって裸地になっている。山頂から山人平へは残雪を行く部分があったが傾斜は緩やかでアイゼン無しで十分でした。山人平側から見るとこの残雪がいいアクセントになって良い景色だった。道が平坦になって木道を行くと湿原があり、ミズバショウとヒナザクラがあった。ヒナザクラはゴンドラからの道沿いよりもここが多い。湿原が終わった先の山人平辺りはチングルマとイワカガミの群落の世界だった。もう誰も居なくなった山頂を経て避難小屋に戻った。小屋は自分以外には地元の二人の男性だけだった。 6/25 森吉山から下山、秋田駒ケ岳登山 日の出を山頂で見ると言って、二人が早く起出たのに合わせて自分も早めに出た。こめつが山荘に泊まった人が早めのタクシーに乗るかも知れないから、予約より一つ前のタクシーに乗れるかもと思ってだ。でもこれは失敗だった。こめつが山荘は今年から営業中止になっていたのだ。 阿仁避難小屋を出てゴンドラ側に暫く戻った所で北に折れる道に入るが、その前に朝日を受けた鳥海山が見えて、暫く眺めていた。そう言えば昨日は北側に岩木山も見えていた。10分も行くと森吉山避難小屋と神社がある。こちらの小屋の方が大きい感じだ。こちらに泊まらなかったのは水場が近くに無いためである。どちらの避難小屋も綺麗で良かった。阿仁小屋は観光客を含めてトイレの利用者が多いと見られ、メンテナンスが大変だろうと感じた。 避難小屋から「こめつが山荘」までの道は一の越までが稜線歩き、そこからは樹林帯の下りになるが、この下りは岩が出ていて、濡れているので滑り易い道であった。スキー場に出れば歩き易い道になって10分で山荘に着いた。タクシーは7時10分、1時間を広島から来たという一人の登山者と話したり、濡れたスパッツなどを乾かしたりして過ごした。彼は車で山を回っていて、広島に帰るのは7月28日とのことで、7月は長野の山で、最後が加賀の白山だと言っていた。東北では時にこんな登山者と出逢いますね。 タクシーは阿仁前田駅まで35分掛ったが料金は1,500円。阿仁合の場合と同じで一人が殆どだと言う。ゴンドラが出来てから「こめつが山荘」へ来る人が激減したし、森吉山荘などの小屋が送迎するようになったからと言っていた。そう遠く無い時期に乗り合いタクシーは無くなるかも知れませんね。阿仁前田からは秋田内陸線で角館へ。ディーゼルカーはカラフルで、五色あると言っていました。山間を走る一両編成の車両の旅も楽しいものです。 田沢湖駅からは駒ケ岳八合目までバスで1時間ほど。前回と同じように右周りに行く。花はミヤマキンバイが沢山咲いていました。阿弥陀池には雪はありませんでした。男女岳(おなめだけ)に登った後、前回は登らなかった男岳を登り、岩手山を見ながら横岳、焼森を経てシャクナゲコースからバス停へ。この道にシラネアオイがありました。なお、阿弥陀池から八合目に一番近い旧道コースは崩壊があって通行禁止になっていました。 「アルバこまくさ」で途中下車、温泉を楽しんでから田沢湖に出て、仙台に向かった。「アルバこまくさ」の露天風呂からは田沢湖が俯瞰され、遠くには鳥海山が見えました。また寄ってみたい温泉です。仙台ではスーパーホテルを利用したが、スーパーホテルには広い風呂があるのがいいですね。仙台にも温泉のあるホテルもあるのだが空いていなかった。3年前に盛岡のスーパーホテルに泊まった記録が残されていたのにはビックリしました。 6/27 松島、石巻 震災のことが気になっていた宮城県に旅行者として訪れた。松島の観光船が復活しているので乗船した(松島の観光船は以前にも乗船したことがある)。数隻の船を失ったとのこと。街への津波は2mくらいでヘドロの被害程度で家の流出は無かったらしい。でも地震でヒビ割れて使用不可の店もあった。石巻は北上川までは行かなかったので酷い場所は見なかった。仙石線のバス代行区間の田畑が荒れたままの所がありました。一方、仙台の街は活気があった。6/24 西八王子6:18-東京7:13/7:32-角館10:46/11:00-阿仁合12:23/12:25-阿仁ゴンドラ12:45ゴンドラ山頂駅13:10-阿仁避難小屋13:50-山頂14:15-山人平14:35-避難小屋15:206/25 避難小屋4:15-こめつが山荘5:45/6:50-阿仁前田7:25/7:45-角館9:31/9:42-田沢湖9:56/10:05駒ヶ岳八合目11:04-駒ケ岳散策14:05-アルバこまくさ14:30/15:40-田沢湖16:17/16:40-仙台18:03 仙台ホテル泊まり6/26 松島、石巻観光 新幹線で帰京(はやては満席で、やまびこになった)費用 JR13,000 角館-阿仁合1,000(平日1,240) 阿仁合-ゴンドラ1,000ゴンドラ片道1,200(内陸鉄道を利用してゴンドラ往復だと割引があります:今回は片道) こめつが山荘-阿仁前田1,500 阿仁前田-角館1,300(阿仁前田駅には温泉あり)田沢湖-駒ケ岳1,000 駒ケ岳-アルバこまくさ600 アルバこまくさ-田沢湖600アルバこまくさ温泉500 仙台スーパーホテル4,880