縁者さんの土地にあります梅の木。
以前はたくさんの梅の実が収穫できた
そうですが、環境の変化から数もずいぶん
少なくなったと聞いていたことを「ふっ」と
思い出しました。
実は梅の枝を探しておりました。
何故探していたのか。
勤行の際、洒水加持で使用する散杖。
私は、以前から自作の梅の散杖を
愛用しておりますが、秩父曼荼羅小屋も
十周年の年を迎え、十周年を記念して
手作り散杖を十本製作したいと考えたからです。
因みにこの散杖は、散杖が望む方に贈呈する
予定です。
縁者さんの梅木から枝を私が選定させて戴き、
その枝を更に形と長さを整えたのがこちら。
水に一晩つけて樹皮を柔らかくしております。
枝の横に在るのは自然石。
まるでナイフや縄文石器の様でしょう。
自宅の庭石にまぎれておりました。
これからはしばらくの間、自然乾燥させて
更に長さと表面を整えていきます。
つづく