嫌われる勇気(福島9R 南相馬特別 予想) | バイアス競馬 by玄人武蔵

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ベストセラーになっているらしい「嫌われる勇気」っていう心理学の本を最近読んだ。

本の内容は、簡単に言うと「この世の苦しみは対人関係がすべてだから、こういう心構えでいれば幸せですよ」という哲学的なお話です。

哲学っていうと小難しいイメージだけど、この本は全然そんなことなくて。普段、深く考えてわかっているわけじゃないけど、肌で感じてなんとなくわかっているってことあると思うんですども、まさにそんなことをいくつも書いてくれていて、うなずきながらあっという間に読み終えてしまった。

いままで自分の中で仮説だったものに、(私の主観の中でいうところの)答えを与えてくれていてすっきり。

その一つが、承認欲求(人から認められたいという欲求)の否定について。

ちなみに、自分はずっと誉められて成長するタイプって思ってたけども、これは確実に誤りだと認識した。

この本によると、そもそも誉められたいって思うのは、
日本だと、子供のころからの賞罰教育の影響が多分にあるらしい。

つまり物事の善し悪しを、誉めることと罰することで教えこむわけですね。

思い返せば、テストで良い点をとれば親なり先生なりがよく誉めてくれたなぁって思う。

しかし、著者は賞罰教育を完全に否定しています。

なぜかというと、賞罰教育の先に生まれるのは「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」「罰する人がいなければ、不適切な行動もとる」という誤ったライフスタイルだと。

たとえば、職場でごみ拾いをしたとして、誰も気づかないし感謝もされないとして続ける人がどのぐらいいるかという話です。

感謝の言葉ひとつなかったらやめてしまうということは、裏を返せば、自分でも知らず知らずのうちに人の視線を気にして、人からの評価に怯えているということだと。

そこで、著者は断じます。

「私たちは他者の期待を満たすために生きているのではない」と。

確かに他者から認めてもらおうとすると、ほぼすべての人は他者の期待を満たすことを手段としてしまうでしょうね。
仕事の主眼が他者の期待を満たすことになってしまったら、その仕事は相当に苦しいものになってしまうよ、と。

このあたりはものすごく納得だなぁ。

これって、自分が納得のいく仕事を心掛けている人、良いもんを作ろうとしてる人にとっては当たり前にできてることなんじゃないかな、と思うんですけどもね。

んで、なんとなくまとめると、
誉められて成長するっていうのは、まあ少しはあるかもしれないけど、それよりも自分の気づかないところを突いてくれたり、気にかけてくれたり、叱ってくれたり、そういうことがすごく有難いことなんだと、思いますよ。

そのほかにも色々と為になることが書いてありますので、興味ある方は是非ご一読を。

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福島は土曜の雨でだいぶ時計がかかってきて外枠の差し馬がくるようになってきている。
日曜も雨予報ということで道悪がめっぽう得意なメイショウサムソン産駒を狙いたい。


福島9R 南相馬特別 芝2000m

◎レッドグルック
時計のかかる内回り2000mはベストの条件で、立ち回りも上手く内で我慢できるタイプ。
父メイショウサムソンで道悪も問題ないだろう。
前走は10着といっても直線での大きな不利があったもの。
寧ろこれで3番人気ほどにおさまるだろうから妙味あり、ここは頭勝負で。


単◎ 10,000円