逆説的ではあるが「馬券とは、はずれるもの」と、割り切れないと駄目だと思う。
というのも馬券ははずれることのほうがはるかに多い。
それは、競馬のレース一つに、多くの人がかかわっているから。
競馬ファン、調教師、騎手、馬主、競馬関係者。そして馬。
多くの人がかかわるほど、それに比例して不確定要素は増える。
スタートゲートが開く時間が1秒違えば、レース結果も違うだろう。
そんな世界では、はずれるのは必然、当たるのは偶然。
大事なのは、それを知っているかどうか。
人間、はずれが続くとどうしても当てたい欲求にかられる。
当てたくなると確率の高い(と思われる)馬券へと流れる。
が、確率の高い(と思われる)馬券ほど、実は期待値は低い。
当たりそう、と自分が思っている馬券は、同じく多数の他の人間も当たりそうと思っているからだ。
人と同じ馬券を買えば、統計学上、やはり配当率の75%に収束する。
やればやるほど、絶対勝てない。
すべきことは、
自分の予想プロセスに沿って期待値の高い馬券を買い、結果を受け止め、また同じように買うこと。
はずれることが必然とわかっていれば、不的中が連続しても、それは割り切ることができる。
それでもはずれが続くようなら、それは自分の力不足であり、その時に予想プロセスを見直せば良いだろう。
同じことが人生にも言える。
人生はうまくいかないことだらけだ。
私たちは、この狭い世界で、絶えず人と人とが複雑に絡み合う中で、生きている。
不確定であいまいで価値観や倫理感といったものが統一されることもない。
そして、他人が言うことも千差万別である。
そんな中、生きていくのに大事なのは、目先のことに流されず、しっかりと自分を持つ。
自分を持つというのは、信念をもつ、ということである。
どう生きたら上手くいくか?と考えることではない。
そもそも上手くいかないことが多いのだから、上手くいく前に人生に失望してしまう。
甘い言葉やインターネットの情報に流されて、右往左往してしまう。
そうではない。
自分はどう生きるべきか?と考えるべきである。
道に迷ったり、大きな壁にぶつかったときに、どう動けばいいのか?
自分が自分の行いを見て、恥ずかしくない、と思う行動をとれば良い。
結果がどうであれ、自分の責任として、しっかり受け止めることが大事だ。
そうやって、ひとつづつ積み重ねていく。
こんな不条理な世の中で、自分に自信を持って生きていく為に。
◎サトノノブレス
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キズナがこれだけ人気をかぶってしまうと、期待値的にはゴールドシップとキズナでどっこいどっこいか。
ただ、ここは超高速馬場とはっきりしているので、ゴールドシップはこない可能性が高く、やはりスピード寄りの持続力勝負向きと想定。
◎サトノノブレス
京都得意&スタミナの裏付けもあり、有利な内枠。期待値高い。
○キズナ
▲フェノーメノ
△ラストインパクト
☆アドマイヤフライト
【買い目】
馬連
◎-○ 2,000円
ワイド
◎-▲ 2,000円
◎-△ 1,000円
◎-☆ 500円
三連複
◎-○-▲△☆ 各1,000円×3点
計 8,500円