第162回 直木賞受賞作
熱源
読んでみました
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ
開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち
天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は
やがて山辺安之助と名前を変え
ふたたび樺太に戻ることを志す
80点
もう一人の主人公といえるブロニスワフ・ピウスツキは
ロシアの強烈な同化政策により
母語であるポーランド語を話すことも許されず
皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られます
物語の時代は 約100年前
歴史的に犠牲を強いられた少数民族と弱小国家
というのが主題の壮大なテーマ
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アイヌを研究した
ブロニスワフ・ピウスツキの弟が
ポーランドの初代国家元首であったり
ヤヨマネクフは山辺安之助となり
南極探検隊の犬ぞり担当として同行していたり
うそでょ と思うほどのドラマチックさ
本当に史実に基づいていたことに驚きました
国家や民族というものが
ものすごい勢いで形を変え
人一人の生き方が 吹けば飛ぶようなもので
あったように思われるこの時代に
二人の「生きる熱源」にスポットをあてたこの作品は
とても 骨太で読みごたえがありました
なんというか
絶対に生き切ってやる
という情熱が伝わるんですよね
主題が アイヌや世界情勢が絡むだけに
割と好き嫌いの分かれる物語だと思うんですが
やはり 生きる熱 という
不変の気持ちを書ききったのが大きかった
個人的に すごく惜しいとおもったのが
サハリンや北海道の寒さを
もっと ひしひしと感じたかった
南極の厳しい気候の場面が
すごく良かっただけに
人の熱がもっと熱く感じられそうな気がします
先日オープンした アイヌ民族博物館(ウポポイ)
から小説のヒントを得られたのとこと
ぜひ行ってみたいですね
出掛けない
家族全員一部屋に集まって
クーラーの下で過ごす
出かけるとしても夕方から
寒くても暑くても
基本はじっとやり過ごす・・・
人間の快適温度は
かくも狭いものです
カルディで オーギョーチーゼリー買いました
が・・・・これは普通のレモンゼリーでした
もっと あの何とは言えない
愛玉子の風味が欲しい・・・・
ゼリーやあんみつ 寒天 ところてんが
美味しい時期になりました
じっとしてても汗をかいてると
痩せてるような気になりますが
まったく痩せない不思議・・・・
ぽちーーーーと
お願いいたします
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