毎年、大掃除はめんどくさいですね。
昨日までに終わらせようと思っていた窓拭きが、思ったように
進まなくて一階だけ。二階はできずじまい。
陽の落ちるのも早いしなぁ。
そして今日、ついに大晦日を迎えてしまいました。
昨日に続き天気が良いので朝早くから二階の窓拭き。
ただ拭くだけでは気が滅入るので、最近トンと使わなくなった
ポータブルCDプレーヤーを久しぶりに持ち出し、マーラーの
交響曲第1番「巨人」を聴きながら掃除したら、はかどるはかどる!
1楽章の第1主題~第2主題はとても爽やかで、清々しい気持ちに
なり、身体が軽い!掃除するにはぴったりですね!
ちなみに演奏は、B・ワルターとコロンビア交響楽団のものです。
これは名演奏として有名です。
さて、巨人は窓拭き二部屋で終わってしまったので、残りの窓拭きは
マーラー交響曲第2番「復活」。
チョイスのCDは買って全然聴いてなかった山田一雄先生のもの。
演奏は京都市交響楽団。
初めてじっくり聴いて驚きました☆
いや~、素晴らしい演奏です!
山田先生の気合がオーケストラに乗り移り、演奏が火を吹くような
巨大な音の塊になって迫ってきます。
録音でこんなに凄いから、本番はもっと圧倒的だったはず。
声楽陣も素晴らしく、中沢 桂さんのSopと志村年子さんのAlt。
中沢 桂さんはいいのは分かっていますが、Altの志村年子さんて方の
声も深々として美しく、第4楽章「原光」が始まると窓拭きの手も止まり、
聴き入ってしまうほどでした。
第5楽章に入ると山田先生の音楽はいよいよ輝きを増していき、
なにかこう、神々しいというか、演奏という行為から離れたところで語られて
いるよう。
京都芸大の合唱もなんて素晴らしい!
山田先生の指揮で、演奏者全員がマーラーの使徒と化して、マーラーの
音楽に身を捧げているような演奏。
音楽はやっぱりこうでなくちゃなぁ。
心が打ちのめされました。
しかし、こんな奇跡的演奏が1981年に行われていたとはなぁ。
驚きです。
我に返ると窓枠に腰掛けて、じっと動かないで夢中で聴いてたので、お尻が
痛い☆
お隣りの家からは、おせちの用意かな?
煮物の美味しそうな匂いが漂って来ました。
そうか、明日はもうお正月なんだな。
残りの窓拭き終わらせよう!!
皆様、どうぞよいお年を☆