冨澤商店が京都にやって来た | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。


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 JR京都伊勢丹の地下2階に、新しいショップができたって?
 「冨澤商店」


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 あらま、これはまた変わった、というか、惣菜やスイーツとは対極の売り場ですねえ。
 乾物に製菓材料に穀物、海藻、調味料に手作り食材ですか。
 しかし、よくある“雑多な商品を集めた”ドライ・グロッサリーのコーナーとは違い、売り場がお洒落で統一感があります。
 もしかしてこれ、全部PB商品なんかなあ。


コン美味食文化論-ごま豆1


 とりあえず、「冨澤の豆菓子 黒ごま豆」ちゅうのをおやつに買うてみました>相変わらずごまフリーク


 黒ごま豆腐風のやわらかな味に仕上げた落花生


 お、これはええ落花生とええごまを使こてますやん。
 黒ごまの香りが、たまりませんのお。


コン美味食文化論-ごま豆2



 ポリポリ食べながら、「冨澤商店」について調べてみました。
 東京都町田市にある会社のようです。以下、会社案内と社長挨拶より引用。


 製菓製パン食材、乾物、和食材、イタリアン食材、中華食材、その他世界の食材、製菓製パン器具などの卸・小売販売
 原材料の調達から販売まで一貫した自社体制を創業以来続けています。製菓・製パン材料や和食材をはじめ、スパイスや調理器具にいたるまでの幅広い品揃えが自慢


コン美味食文化論-店頭4



 弊社は東京・神奈川を中心とした人気のベーカリー様、洋菓子店様に小麦粉・砂糖を初め多くの製菓製パン用原材料をお届けすることを主な事業としております。
 また、1919年の創業以来東京郊外の町田市にて小売店を営んでおります。

 販売する商品はプロの和菓子屋さん洋菓子屋さん・パン屋さんにお届けする高品質で廉価な業務用商品と、創業以来90年の信頼で結ばれた各地の生産者から仕入れる農産乾物および海産乾物を自社工場にて社員の手で選別作業・袋詰め作業を行い、「品質の確認」「表示の適正」「鮮度の管理」などを、毎日品物を手に取り「色」や「におい」に注意を払い、時には味見しながら毎日の製品作りをしています。
 これらのことは非効率ではありますがこれからも自分達の手で責任をもって作った製品を販売していきたいと考えています。
 創業100年に向けて誠実に努力して参ります。これからもご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。


   代表取締役 冨澤淳


 1919年、東京町田で乾物屋として創業した専門食材店とのこと、お江戸では有名なのでしょうか?
 確かに、売り場の商品を見ていますとどれも“厳選した”と入って良さそうな品ばっかしやし、種類もめちゃくちゃ豊富で、プロの方は大喜びしそうです。
 逆に、あまり自炊しない素人にはとても手に負えそうにありませんが…。


コン美味食文化論-ごま豆3


 私の場合はせいぜいおやつを買うのが精一杯、ですが、それはそれでなかなか魅力的なもんがぎょうさん揃っています。


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 もひとつ買うたのは、「おつまみ唐辛子(中辛)」


 油で揚げた唐辛子とピーナッツのごま風味の良いピリ辛スナックです。


 以前、これとほとんど同じ商品で「チョウンマッ」という唐辛子スナックを紹介しました。(過去記事はこちら


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 そちらよりも辛さはいくぶん穏やかな一方、野菜としての唐辛子の甘みや旨みは断然勝ってます。落花生の美味しさも。
 やっぱし、素材の品質がいいんでしょうねえ。


コン美味食文化論-唐辛子3


 コンビニには派手なパッケージで安価なスナック菓子が華やかに並べられ、毎週どころか毎日のように新製品が発売されては消えてゆきます。
 もちろん、それはそれで面白いし、美味しいのです(笑)


 対して冨澤商店のお菓子は、地味…いやいやシンプルで飾り気のないパッケージ、お値段もお高こうございます。品質・味は比べ物になりません。
 比べるもんでもないんですけどね。
 どちらがいいか悪いか、本物かニセモノか、なんて議論したってしゃあない、だってどっちも日本の食文化。

コン美味食文化論-店頭3


 
 私にとっては「今日のおやつ」の選択肢が広がったということで、「冨澤商店」さん、京都に来てくれはって、おおきに~。


〈冨澤商店 黒ごま豆 340円〉
内容量:160g
原材料:落花生、砂糖、小麦粉、寒梅粉、脱脂大豆、胡麻、澱粉、脱脂粉乳、植物油脂、レシチン(大豆由来)、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、植物炭末色素

〈冨澤商店 おつまみ唐辛子 185円〉


内容量:80g
原材料:落花生、唐辛子、大豆油、でんぷん、ごま、食塩、砂糖、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)
原産国:中国



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