たまには有名店へ。
というか、すぐそこにあるご近所店やのに、ずーっと行ったことなかったんです。
そやかて、平日は田舎へ出稼ぎ(会社は殆ど隣の市である)やから、行かれへんねんもーん。
京都のタイ料理好き、カレー好きならどなたもご存知でしょうし、常に評価の高いお店。
タイカレー専門店「シャム」さんは、タイ国政府推奨認定店にもなっているほどの本格派。
カレー好きの「しんたに整体院
」のセンセイもおすすめだと仰るので、ようやく訪問しました。
ひとことでタイカレーと言うても、実はいろんな種類があります。
またこのお店は、カレーの具、ライスの量、トッピングを選んで組み合わせることができるので、実にメニュー豊富。
今回は「イスラムカレー」をチキンで、ライス200g(約お茶碗1杯)でお願いします。
メニューの説明によれば、
レッドカレーにピーナッツバターとスパイスが入ったタイ南部のカレー。
とのこと、ではまずは一口味わってみると…。
ピーナッツバターのゆえか、はじめはほんのり甘くて。
あとからじわじわと辛さが押し寄せてきます。
「シャム」さんでは、タイの生ハーブをすりつぶし、手間ひまかけて仕込んだ自家製カレーペーストが自慢。
ですからとてもスパイスが香り高いのですね、これは他のタイ料理店でもなかなか体験できません。
あと、調理に使用する油は、米油だそうです。
米油っちゅうのは米ぬかが原料なので、ビタミン・ミネラル・有効成分が豊富なんですね。
しかも、揚げ物したときの気になる臭い、油酔い物質(アクロレイン)が他の油より少ないので、お料理がすっきりした味わいになります。
油脂が多い料理はチューネンはしばしば食後に胸焼けを起こすわけですが、米油使用の場合、それが比較的緩和されますよ。
おっと、余談でした。
カレーの辛さは、特に指定しなければ「1辛」です。
こればっかりは人によって感じ方が違うので説明しづらいけど、スパイシーで舌がピリピリ、というレベル。
そこで、もっと辛いのがいい!という方は「現地レベルの辛さ」と指定しますと、「3辛」になるとのこと。
いやそこまでは…という場合の、辛さの調節方法。
卓上に、「生唐辛子入りナムプラー」がございますので、これをカレーではなくライスにかけませう。
ちなみにカレーの食べ方は①ライスにカレーをかける、②スプーンにライスを乗せてカレーにひたす、のどちらでもよいのですが、ナムプラー投入の場合は②が調節しやすいですかね。
あ、ライスで思い出した。
「シャム」さんでは嬉しいことに「パクチー」大盛り(+50円)がありました!
ええもうパクチーなくして何の己がタイカレーか、ですよ大盛り上等!
隣のカップルの男性が「辛くないカレーで」「パクチー抜きで」とか言うてましたが、だったらなんで来るねん、とオバチャンは思うぞ。
きっと彼女に言われてしぶしぶ連れて来られたんやろね~、女性は楽しそうに写真撮ってたし…まあ頑張れ。
さて、ナムプラーを投入しつつ粛々と食べ進め、さらにタイ産の粉唐辛子もかけると…汗出てきました
それにしてもここのカレーは、美味しいわあ。
評判はほんまもんでした。
最後はタイ産のコーヒーでお口直し。
タイではその昔、貧しい農民が大麻を栽培して生計をたてていました。そこで麻薬の撲滅に立ち上がったプミポン現国王は、栽培地帯の山岳少数民族に資金を提供、コーヒー農家に生まれ変わらせたという経緯があります。
タイ国ではもともとあまりコーヒーを飲む文化がないので、タイ料理店でコーヒー?と首をかしげる方もいるかもしれませんが、もし「タイ産コーヒー」だったら飲んでほしいな、とこれは私の希望。
酸味が強いタイプで、カレーのあとにすっきりする味わいでした。
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