ホワイトバンド
「ムルカの色が一番映える」という理由で選んだ今のスキンだが、毎日見ているうちに、メッセージを読んだりクリックしたりしてみたくなった。
モスクワではチャリティにも参加していた。まだ使える不要品を寄付したり、そういうものを集めたり、施設を訪問したりお手伝いしたり。。。モスクワはとても面積が小さいのに900万人を超える人々が生活する人口密度の高い街だ。同じ地面を踏み同じお天気の下で同じ空気を吸っているのに、多くのロシア人の生活は外国人のそれとは全く違う。まるでモスクワという街に大きな宇宙艇が停泊しているようなもので、その中で外国人だけが母国に近い生活環境を作り出し先進国の生活をしている。手が届くところに生活に困っている人や大きな問題を抱えた人たちがいると、人ごととは思えないので思わず誰だって何かしてあげたくなるものだ。
ところが、日本に帰るとそういう世界っていうのはいきなり「テレビの中の遠いできごと」になってしまい、現実として捉えられなくなってきている。っていうか、自分のことでせいいっぱい。
そういうわけで、生活に困っている多くのロシア人や、彼らと一緒にした活動を思い出しつつ、私もホワイトバンドを申し込んでみました。オンラインでも買えます。
みなさんも、是非、ホワイトバンド・キャンペーンに協力してくださいね♪
モスクワ在住外国人主催のチャリティバザール
寄付された古本等不要品の売上はテーブル数本分の売り場で1日で30万円を超える
「女帝エカテリーナ」
- 池田 理代子, アンリ・トロワイヤ
- 女帝エカテリーナ (1)
- 全3巻
ロシアの観光は教会と宮殿が中心だ。特に教会のほとんどはロシア正教なので、どこに行っても造りは似たようなもので、教会内部の間取りやイコンの配置の決まりなどは、繰り返しガイドの説明を聞いているうちに自然と覚えてしまうくらいだ。言い換えると、ロシアの歴史に疎く、年代の異なるイコン(特殊な画法による聖人の肖像画)や壁画の画風と建築物の美しさが理解できないと、そのうち観光は退屈なものになっていく。そこで、友人が紹介してくれたのが、アンリ・トロワイヤの小説を池田理代子が漫画化した「女帝エカテリーナ」だ。
この漫画は、タイトルの通りエカテリーナの少女時代から最期までを描いたもので、全3巻だ。それまでなかなか覚えられなかった歴史上の主人公格の登場人物たちも、個性を強調して描かれた池田理代子の漫画のキャラクターを通して、頭の中に強烈に焼き付けられる。
また、漫画の中での人間関係は、美術館の肖像画で見る人物たちの人間関係と違って、とても身近なものとして自分の中に入ってくるので、彼女を取り巻く人々、彼女より前の時代を生きた人たち、後の時代を生きた人たちの間に繰り広げられた数々のドラマも現実的なものとして捉えられた。
歴史を知った上で見ると、同じ建物、同じイコンでもまったく異なって見える。色鮮やかで派手な建造物ではあるが、決してテーマパークではなく、それぞれに意味と必要性があってそこに建っていることがわかる。そういう目で見ると、街の歴史の重みといっそう躍動感が感じられ、色々な街での観光がずっと楽しめるようになった。
次は「ピョートル大帝」の漫画を誰か描いてくれないかな。





