コロッセオの中身
2009/2/17 13:00-15:00
まずは格好よすぎるコロッセオを満足気に眺めながらのランチです。
結構行列は長かったのですが、並びました。
中に入るのは確か10ユーロか11ユーロくらいです。(1200円~1320円)
ガイドブックにも中の写真は掲載されているため、
特に驚きはなかった感じでした。
グラディエーターではあれだけいたローマ市民は
いったいどこに座っていたのでしょうか。
椅子のような階段は見当たりませんでした。
この坂にみんなですわりあっていたのか?
多分そんなことはないと思うのですが。。
当時は大理石など高価な石で覆われていたのに、
戦時中にすべて剥ぎ取られて他の用途に使われたそうです。
そのため、闘技場のど真ん中もぽっかり穴が開いていて
奴隷剣士たちがかつて入っていた(だろう)空間も見ることができます。
ただ、全体的にせっかくローマまで来たので、中に入らずに帰るのは
コロッセオは外から眺めるだけで充分満足できる建物でした。
私としては外からだけ見ていた昨日のほうが、
中に入れない、見えない分いろいろ想像できて
よりその大きさを感じることができました。
最後の審判(ミケランジェロ)
だんだんとその場所に近づいています。
たくさんの人がいまかいまかと待っているように見えました。
ゆっくりと(とても混んでいるので)進んで行きます。
その部屋に入ると振り返るような形で
最後の審判を見あげることになりました。
システィーナ礼拝堂は小学校の体育館くらいの広さです。
その体育館の舞台にあたる部分の壁いっぱいに絵を描くために
2つあった窓を漆喰かなにかで塗りつぶし、その壁中に
何百という人物が描かれています。
最後の審判の絵は当然テレビや本などで見たことがあったはずなのですが
あまりにも大きすぎて全体像を一つの画面で捉えることが難しいためか
これほど大きな絵だとは認識していませんでした。
そしてその画面の中央に 世界最後の時に降臨すると言われている
キリストの姿がありました。
右側にはキリストの最後の審判によって
地獄へ行くことになった人々が描かれています。
下には地獄へ渡るための船が待ち受けており
そこには地獄の渡し守カロンの恐ろしい姿があります。
この世で想像できるもっとも恐ろしい姿を描いたのではないかと思うような
悪魔たちが襲ってきています。
キリストの右下には生皮剥ぎの刑で殉教したバルトロイという人物が描かれていますが
オーディオガイドによればその剥がれた生皮の顔がミケランジェロの自画像になっている
というのがさまざまな研究の結果いわれているのだそうです。
ラファエロの自画像はあっさりしていたのに、ミケランジェロの自画像はなんとも。
そして左側にはキリストによって天国へいけることになった人が描かれていました。
この場所は撮影禁止、私語禁止(できるだけ静かに)となっているのですが
それを知らない人がたくさん写真をとっていました。
たまーに、セキュリティが「No Picture」をアナウンスするのですが、
とにかく人の出入りがたくさんなので徹底するのは難しいようです。
システィーナ礼拝堂にはもちろんこの最後の審判以外にも壁中、そして天井にも
壮大な絵が描かれており凄い空間になっています。
世界中の人がローマに、バチカンに、システィーナ礼拝堂に集まるのに素直にうなづけました。
ローマ凄すぎます。
圧巻。
そして感動。
後日知ったのですがミケランジェロの最後の審判は
ダンテの神曲の地獄編の影響を受けているそうです。
家の本棚に埋まっていたダンテの神曲を思わず読み返してしまいました。
確かにそこには地獄の渡し守カロンをはじめ、私が最後の審判を見て受けた
イメージを裏付ける話がでてきました。
1度は読んだことがあるはずだった本なのですが、
2度目に読んでこんなに受ける印象が違うなんて驚きです。
印象というよりも、なんというか読んだあとに残るもの、という感じでしょうか。
ただの知識として読んだ本ではなくて、実際に見てきたものが
与える影響は想像していたより大きいことにいまさら驚きます。
ま、私が読んだのは「まんがで読破」ダンテ作 神曲 Byイーストプレス社 ですがね。










