ドォーモに響く靴音
2009/2/18
扉の前にはセキュリティがいたのですが、
「まだ入れるの?」と聞くと すっとよけて中に入れてくれました。
※次の日入ったときは荷物チェックをしていたので、
混んでいるときはきちんとチェックしているようです。
重たい扉を押して中に入ると、外から見ていた以上の
大きな空間が目の前に広がりました。
総床面積10000㎡以上だそうです。
1300年代から500年以上かけて建築されたとか。
それを考えるとバルセロナのサグラダ・ファミリアは
まだ着工から120年ほどしか経っていないわけで、
イタリアは笑っちゃうほどスケールが大きいということになります。
端までは視線が届かないような
うわぁーーっと目の前に広がる感覚です。
祭壇へ向かって歩いていくと、
大理石で作られているのでしょうか。
床が石造りのモザイクになっています。
聖堂の中では大きな声で話す人はいないため、
靴音だけが響きます。
カツーン カツーン
心が静かになっていくのを感じました。
大きな柱に守られたこの聖堂の中で
席に着いてみました。
外とは流れている時間が違うかのように、
ゆっくりとした時間が流れていきます。
空気はひんやりと冷たく澄んでいて、
この大聖堂の中を神聖な雰囲気にしています。
じっと座っているとおしりが冷たくなってきたので、
他のところも見に行くことにしました。
天井にも。
聖堂の一番右側奥にあったこの彫刻は石と木という違いはあるのですが、
奈良の東大寺の金剛力士像(運慶・快慶)を思い起こさせました。
それくらい立体的で迫力がありました。
畏るべし、イタリア建築。
畏るべし、ドォーモ。
ドォーモの扉
2009/2/18 18:00-20:00
大きい!!!!
縦だけではなくて、横の幅もとんでもないことになっているので
自分の視野だけでは捉えきれないのではないかと思って思わず
後ずさりしてしまうくらい 大きいのです。
これは、凄い。言葉がでないくらい、凄いです。
大きすぎて、そしてあまりにも白すぎて、
一瞬ハリボテなのではないだろうかと思ってしまうほどでした。
そして、大きいのは表だけではなかったのです。
建物の側面に目をやっても、その姿は変わることなく。
すぐそばにはかっこよ良すぎるアーケード(実は建築物としても有名らしいです)がありました。
これ、あのう、凱旋門じゃないでしょうか・・・。
ショッピングアーケードって。そんな。
アーケードにはマクドナルドも入っています。
おっされ~。
ドォーモは離れて見る大きさにまず圧倒されたのですが、
近づいてみるとそのブロンズの繊細さに更に圧倒されます。
5箇所ある扉、全ての装飾がすばらしいのです。
それぞれの扉に物語があります。
そして、その完成度が半端ではありません。
そのひとつひとつをとって見ても、
美術館、博物館に鎮座しているべきものでは!?
すでに日は暮れかけていましたが、中には入れるようだったので
中に入ってみることにしました。。。
最後の晩餐
入り口を入っていくと、そこにはすでに10数人が
予約の時間がくるのを待っていました。
私もカウンターで名前を告げると、
インターネットで予約していた通りにきちんと
オーディオガイド含めて予約されていました。
カウンターのイタリアンのお姉さん、ガイドを手渡してくれながら
「オーディオガイド、0押す、日本語選ぶ、先に聞いておく」
と日本語で説明してくれました。
どうやら、日本人観光客がかなり多いようです。
そうやって周りを見てみると、たった25人しかいないこの回に
私を含めて日本人が5人もいます。
この回ではないようですが、他に家族連れの3人組もいたことも考えると
日本人の割合はかなり高いといえるのではないでしょうか。
予約の時間になるまで、オーディオガイドを耳にあてながら待ちます。
時間になると、入り口が開きどうやって人数をきちんと確認するのかな?
と思っていたら渡された入場チケットにバーコードが記載されていて、
それを機械で読み取っていました。
・・・なるほど。これで予約の時間まで管理しているのね。
進んでいくといくつかドアがありましたが、最後のドアの前で少し待ちます。
つまり、時間になるまで最後のドアは開かないようにセンターで
コントロールされているようでした。
そして、予約の17時になった瞬間に扉がオートで開きます。
そして15分間の閲覧時間が与えられるのです。
なんてビジネスライク!!
もともと教会の食堂だったというその空間の広さは
大体バスケットコート1面くらいでしょうか。
そのゴールがある側の壁に最後の晩餐が描かれており、
もう一方のゴール側には別の壁画が描かれていました。
460cm×880cmの大作です。
食堂に描かれた壁画ということで、地上から2Mの位置に描かれており
食堂で席について食事をすると、まるで彼らとテーブルを共にしているようだと
オーディオガイドは説明していました。
http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/davinci_cena.html
「これが、最後の晩餐かーーーー」
という素直な感激がありました。
あれほど有名で、何度も何度も見た絵の本物が見られたのです。
ただ、この15分といういかにも合理的に区切られる時間と
綺麗にされてきたと言われていますが、最後の審判なんかに比べると
とてもじゃないけれど、すばらしい!というよりは見劣りがしてしまい
ぼろぼろな絵に見えてしまいました。
見られたことで満足はしたけれど、
本当にここまでする絵か?というのはちょっと疑問です。
ダ・ビンチが描いた壁画で現存している唯一のものであり
馬小屋に使われたこともあるとか、第二次世界大戦中に建物が破壊されたとか、
数々の苦難を乗り越えて今見られるようになったのだし、
壁画の描き方もローマ(フレスコ画がメイン)とは違う油彩とテンペラと呼ばれる手法で描かれており
絵の保存が利きにくいとされていることから、このように制限されたみせ方をしている
らしいのですが・・・。
ちなみに撮影禁止だったので、残念ながら写真は撮れませんでした。


















