◆世界で唯一つ!!◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

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世界で唯一つの作品を創るのがアーティスト、此処のところをしっかり分かってくれなきゃ・・・、と絶えず思っている。

 

歌を歌うのはアーティストではなくミュージシャン、あるいはボーカリストと呼ぶ。これを近ごろの日本では、アーティストと呼ぶようになりやがった。

 

自称アーティストのアタシとしては「冗談じゃ無ぇや!!」と思っている。

 

 

今日工房へ行った、まず郵便ポストの中を確認してから工房に入るのだが、今日はやけにチラシが多かった。

 

エントランスのブロック塀に陶壁・ステン・ガラスモザイクを貼り、大昔に創った世界で唯一つの作品。

 

 

 

チラシを入れてほしくないので、ご覧の文字が見えるように貼っておくのだが、これが経年劣化で消えていた。てんで、御覧の様に書き直した・・・・。

 

 

先日来網戸の戸車の修理で悪戦苦闘している、その時浮かんだアイデアを今日創るつもりで御覧の道具を用意した。アイデアが浮かんだのと同時に、この道具も脳裏に浮かんだ。

 

三種のドリルの刃は、前もって図っておいた物の寸法に合う物を選ぶ。

 

 

ステンレスの切れ端を探しだし、それに円を描いた。作った物の寸法の微調整の目安にするつもりで、これを描いた。

 

 

 

3・5ミリの刃で下穴を開け、30ミリのホルソーでステンの板を丸く切り抜く。

 

 

 

穴を開けるのが目的ではなく、ホルソーの中に残ったこの部品を取り出すのが目的。

 

 

 

抜き取った物の中心に10ミリのドリルの刃で穴を開け、バリと呼ぶ切れ端のめくれをサンダーで、綺麗に削り落したのが御覧の品。

 

 

 

 

径25ミリ、中心の穴10ミリにしなければいけないのだが、外径がほんのチョイ大きい。これは明日削り戸車の修理をする。

 

ホルソーでこんな物を創った奴は世界でアタシだけ、長年色々なものを造って来たもんで、何か新しい物を創りだす時は、今までの経験が瞬時に役に立つのである。

 

先日アタシの木版画を置いてある銀座の画廊に行った時、そこの大将夫婦と馬鹿っ話をした。その時アタシの作品を真似て木版を作る御仁が出てきたと、この時も言っていた。

 

木版画では名の通った画廊の大将が言うのだから間違いは無いのだろうが、人の作品を真似て自分の作品を作ろうとするその料簡が許せない。

 

アタシに言わせりゃ「恥ずかしく、ねえのかよ?」と思う。この話は数年前から聞いていた・・・・。

 

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