先日、高輪の蕎麦屋で浅草のトンガラシ屋の兄さんと吞んだ時、言問い通りの寒天屋のあんみつを頂いた。
左下の饅頭は高輪の蕎麦屋の大将に頂いた二本榎・旧高松宮邸隣の和菓子屋の豆大福。その上が浅草の寒天屋の寒天と、あんみつの材料。
浅草の甘味処で、この店の御覧の品を出しているところも多い・・・。
これをトンガラシ屋の兄さんに頂く時、以前付き合いがあった奴が、浅草の店にやって来たと言っていた。アタシの所にはメールの返事もよこさない、野郎。
こいつに大昔、このあんみつセットを送った事を今日思い出した。送り先は瀬戸内海に面した小さな町・・・・。
一回目は御覧の器で頂いた、これは古い物に見えるが新物(あらもの)。アタシが餓鬼の頃、これとそっくりのものが我が家にあった。
一人では食い切れないので、よそ様にお裾分けをした・・・・・。
エンドウ豆は、馴染みの福豆屋の豆よか大分小さい。以前は棒寒天で硬めの寒天を作り、福豆で豆寒を作っていた。蜜はザラメでこさえたもんだった・・・・。
今、ただでさえ忙しいのに築地の乾物屋で棒寒天を買い、豆寒を作ろうかな、なんてとんでもない考えが浮かんでしまった。
色絵長豆図鉢、磁器の水引き・絵付け・施釉・焼成はすべてアタシ。端正な器の時は絵付けも端正にする、墨絵の様な付立ての絵付けではなく、鍋島の技法で丁寧に描いた作品。
料理は器で食わせろ、てぇ言葉が有る。器が違うと見た目が大分違うでげしょ!
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