先月、築地から佃・門仲をぶらついた時、明石町の塩瀬で買った饅頭で後日お薄を飲んだ。その時撮りためた写真のご開帳だよ、お立合い!!
東京で一番古い和菓子屋が明石町の塩瀬、そこの名物てぇと御覧の志ほせ饅頭。季節の和菓子や練り切りもあるが、アタシは御覧の志ほぜしか買わない。
ここから佃・門仲や鉄砲洲から銀座などと歩き廻るので、かさばらない小振りの饅頭が丁度いいのである。
一昔前、着物を着た大女将が店にいる時は必ず馬鹿っ話をした。ある日、戦前の高輪に住んでいたお袋が、塩瀬の女将さんに可愛がられたと言っていた!と話すと、その頃の様子を大女将が話してくれた。
昔、東京の彼方此方に塩瀬と言う名の和菓子屋が有り、それは勝手に塩瀬を名乗っていたのだと。商標登録などという考えのなかった昔、勝手に他所の店名を名乗っても何も言われなかったようだ。
てぇ事を聞き、お袋を可愛がってくれた塩瀬の女将さんは、明石町の塩瀬とは関係が無いという事だった。
明治・大正の文豪の書いた文章に、塩瀬の饅頭てぇ箇所が出てきたら、このことを思い出してくんなまし。
ブログの内容が偏らないよう、撮りためた写真をご披露するようにしている。
明石町塩瀬の記事
https://ameblo.jp/murata-0705/entry-12850166470.html?frm=theme