◆下谷神社から三ノ輪橋へ◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

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昨日は江戸川橋の鰻屋で、オマンマを食うつもりで家を出た。長年都心をぶらついてきたが江戸川橋の方へは行く機会が無い、てんで、その近所だと神楽坂あたりが限度。

 

食い物屋の味が時代とともに変わり、昔ながらの江戸前の味を食わせてくれる店が激減した。鰻屋屋もしかり、近ごろの鰻屋のタレは甘めが多く、江戸前風の辛いタレの店が無くなった。

 

以前通っていた馬喰町の鰻屋が店を閉じた後、見つけたのが外神田の鰻屋。今回行こうと思った鰻屋も、その鰻屋と同じく昔ながらの辛目のタレだと勝手に想像をしていた。

 

そこで今回勇んでいくつもりだったが、予定変更、上野に近い三ノ輪へ向かった・・・。

 

 

上野から地下鉄日比谷線に乗り二つ目の駅が三ノ輪、そこからチョイ歩いた都営荒川線三ノ輪橋駅向かいの店へ向かう。

 

 

 

 

 

以前は雑司ヶ谷から荒川線に乗り、王子や町屋で下車し場末の食い物屋を捜し歩いたもんだった。この日下谷神社で売をしていた姐さんも雑司ヶ谷の鬼子母神のお会式に露店を出すようなことを言っていた。

 

鬼子母神境内の古い駄菓子屋の女将とも、昔は馬鹿っ話をした間柄だった・・・・。

 

 

 

お目当ての店は此処、浅草鷲神社の酉の市や浅草へ行く時は、この店に寄ってから向かうようになって久しい。自由が丘から東京を横断し、時間をかけてまで行きたい店なのだ・・・。

 

 

 

この店でまず注文するのが刺身の盛り合わせ、築地の店だとこうゆう訳にはいかない。色々なネタが食えるのがありがたい・・・・。

 

なんて書いていたら、亡くなった父方の祖母の口癖を思い出した。その言葉とは「ありがたい・たいの・鯛の目玉!」

 

ありがとうと礼を言う時、この言葉を節をつけて言ってくれたもんだった。この祖母は高輪の江戸前漁師だった爺さんの連れ合いで、大木戸で甘酒を売っていた。

 

 

刺身の盛り合わせと同じく、必ず注文するのが 海老しんじょ。いつもはもうちょい食うのだが、この日はこれだけにし、ヒレカツ弁当を持って帰ることにした。

 

独りだと色々なものが食えない、てんで、誰かを誘って行くようにしたいもんだ。

 

 

店では腹が一杯だと思ったが、家に帰りつくと直ぐに御覧の弁当を平らげた!!

 

 

店を出ると何時ものコース、御覧のお稲荷さんの脇から商店街に向かう・・・。

 

 

 

佐竹商店街や鳥越のおかず横丁は寂れてしまった、ここ三ノ輪橋の商店街はチョイ様変わりをしたが、まだまだ活気のある商店街。総菜屋が多いのが一人暮らしの御仁にはありがたい街。

 

 

ここで買って帰るつもりだった、紅ショウガのかき揚げを売っている店が無くなっていた。お袋さんが亡くなった後、息子さんがやっていたのだが・・・・。

 

 

 

 

自由が丘や麻布十番辺りをぶらつくより、都営荒川線沿線や京急線沿線をぶらつく方が面白いですよ!!

 

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