◆長火鉢で菱餅を焼く◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
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今月いっぱいは雛飾りを出しておくが、数日前、飾っておいた菱餅を長火鉢で焼いて食らった。

 

 

 

 

菱餅を焼く前に、火起こしで炭に火を点け、それを長火鉢の灰に埋ける事から始める。スローライフは、手間がかかるのである・・・・。

 

 

 

長火鉢の前に座り込んで、炭で餅を焼くことなど知らぬ御仁がほとんどになってしまった、今のご時世。

 

ネットでいくら調べても、ユーチューブで見たとしても、手前でやらなければ、この良さは伝わらぬ。

 

 

餅を置く場所によって火の通り具合がちがい、まんべんなく焼けるように、餅の位置向きを替えながら長火鉢の前に座り続ける・・・。

 

するってぇと、餅の焼ける香ばしい香りがしてくるなんてぇのは、遣って見なけりゃ分からない。

 

 

焼けた菱餅につけるのは濃縮の汁の素、この方が下地(醤油)より旨くなる。

 

 

 

焼いた菱餅を載せたのは、染付太公望図七寸皿。これは銀座にある陶芸店の弟がやっていた店が渋谷にあり、その弟の注文で焼いたものだが、頼んだくせに野郎ドタキャンしやふがった。

 

後日銀座松屋デパートで個展をやっている時、たまたま奴さんがやって来たので「あの皿、如何すんだよ?」と問うと、へらへら笑ってごまかしやがった。

 

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