◆愛宕神社へ◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

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昨日の続きだよ、お立合い。白金八芳園を出て都営三田線に乗り、愛宕神社へ向かった。

 

 

今年は初めて白金台から地下鉄三田線に乗り、愛宕神社の最寄り駅御成門から歩いて行った。芝の増上寺にも寄って行こうかと思ったが、これから急な階段を上るので止めにした。

 

慈恵医大の間を抜けると愛宕神社の斜前に出る、この日は訪れたのが遅かったせいか、人出は例年より少なかった。

 

 

 

 

長年この階段を着物に下駄で上がるのが、その年の健康占い。三・四年前、頂上まであと少しと言うところで、一休みしてしまったことがある。

 

果たして、今年は一気に急な階段を上り切れるかと、息を整えて上がり始めた・・・。

 

 

スースー!・ハーハー!と鼻から二回大きく息を吸い、口から吸った息を思いっきり吐き出すことを繰り返し、今年も何とか登りきれた。

 

 

今までは、着物に下駄でこの階段を上った。蹴上げが高い石段を着物でそのまま上がると、上前で階段を掃いてしまう(裾が擦れる)。

 

そうならぬよう、右手で上前をたくし上げ、裾が石段に擦れないように上がる。右手で着物の裾を持ち、左手にステッキと合切袋を持って上がると、足を踏み外すと大事になる。

 

てんで、着物の裾をたくし上げなくて済むようにと、この日は着物を尻端折りし、藍の股引に雪駄を履いて階段を上がった。

 

壺前の長い千鳥で階段を上がるのは下駄より疲れるが、片手で手すりを持てるので、安心して上がることが出来た。

 

 

 

 

上がって右手の池が、御覧の様になっていた。下が去年の写真、その余りの変りように言葉も無し・・・。

 

 

 

絵馬を頂きに行く時、半纏を着て立っていた御仁に「風情が、無くなったな!」と一声かけた。

 

 

 

左が今年の絵馬、右が十二年前の物。干支によっては絵がお粗末な年が、そんな時は気に入った絵の絵馬を取っておくことにしている。

 

二つ並べて見ると、今年は前回より良いので、持参した古い絵馬はお焚き上げをしてもらうことにした。

 

 

 

 

此処十年程はエレベーターで下に降りていたが、今年は久しぶりに女坂を下ることにした。

 

 

左が出世の階段と呼ばれる、男坂、右が段差が緩やかな女坂。この日は此処を出て左手の虎ノ門に向かうので、この階段を下りたのである。

 

 

八芳園のロビーに毎年飾る鏡餅が無く、愛宕神社の池も殺風景に改修。年々東京の風情が無くなっていく・・・。

 

 

家に戻ると新しい羽子板絵馬を、御覧の様に飾った。この隣にお供えが有る、それを仕舞う鏡開きの十一日まで飾っておく・・・・。

 

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