◆着物の整理◆ | 頑固オヤジの、ばり雑言!!

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真っ当な、和の文化を残したいもんだわさ。
 
劣化し続ける和文化に警鐘を鳴らすべく、
思いの丈を書き綴った強面親父の言いたい放題!

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着物を着る前も手間が掛かるが、着物を着た後も手がかかる。

 

 

家に戻って着物を脱ぐと衣桁に架け、水で濡らした手拭を良く絞り、襟・袖口・裾をその手拭で拭くのが習慣。

 

衣桁に着物を掛けたまま暫し置き、風を通してから以下の作業を行う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着物を畳んで畳紙に包み、羽織の乳に通した羽織紐を外す。羽織紐を通しやすい様にと乳を大きくすると、羽織を着た時間抜けな着物姿になる。

 

てんで、羽織紐をやっと通せる大きさの乳にすると、毎回羽織紐を点けたり外したりが一苦労・・・・・。

 

 

 

 

 

 

外した羽織紐の房を和紙で巻、形が崩れないようにして桐箱に仕舞う。この中の三本はアタシが糸を染め、組紐屋に組んでもらった羽織紐。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羽織も畳紙に包み、お次は長襦袢の半襟を外し、これまた畳んで畳紙の中に入れる。

 

 

 

外した半襟を中性洗剤で洗い、畳紙に入れた着物を桐ダンスに仕舞う。

 

写真上の小引き出しの真ん中・右は角帯、左の引き出しには使うことの無い絞りの帯。粋じゃねぇんで締めたことは無いが、物が良いので置いてある。

 

合切袋などの小物は、その上の引き違戸の中に仕舞う。

 

箪笥の上の段に半纏、真ん中は羽織などに、その下が長襦袢。下の引き出しに紬の着物、一番下の段はお召の着物。足袋・手拭・風呂敷などは別の引き出しに入れてある。

 

単衣・盛夏物・羽二重紋付に袴などは、他の箪笥に仕舞ってある。何時も良い状態で着物が着られるようにするには、普段の小まめな手入れが肝心。

 

コロナの所為で着物で出かける機会が無くなり、その分のんびりできるが、着物好きのアタシとしては、ちと寂しい・・・・・。

 

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