明るい兆し | 村山涼一のマーケティング備忘録

村山涼一のマーケティング備忘録

日々のマーケティングについて得た知識、考えたことの備忘録

日本経済新聞社が28日まとめた「社長100人アンケート」で、過半数の経営者が2011年度の売上高が10年度を上回るとみていることがわかった。



12年春の新卒採用は9割が震災前の計画を見直さない。設備投資計画も5割超が維持する。



東日本大震災の影響を受けた施設や設備もほぼ8割が年内に震災前の稼働水準に戻るとみており、サプライチェーン(供給網)の混乱は着実に改善に向かっている。



11年度の売上高見通しについては、国内需要は震災前の想定より落ち込む可能性があるが、新興国を中心とする海外需要の伸びを受け、全体では10年度を上回るとの見通しを変えない経営者が多い。「大幅に上回りそう」(4.4%)、「やや上回りそう」(48.1%)をあわせると52.5%。「10年度と同程度」は11.1%だった。



その姿勢がはっきり出たのが採用と設備投資だ。



12年春の新卒採用については、88.2%の経営者が震災前にまとめた採用計画を「見直さない」と回答。「やや増やす方向に見直す」とする経営者も2.2%あった。



設備投資では震災前の計画を「見直さない」とする回答が55.6%に上った。供給網寸断による生産への影響の反省から、生産拠点の分散に取り組む企業もあり、設備投資を「やや増額の方向に見直す」(6.7%)、「大幅に増額の方向に見直す」(0.7%)経営者もいる。



以上、日経電子版。


特に採用について明るい見通しであることはうれしい。ただし厳しい戦いであることには間違いない。


適職探しがキーになるだろう。そのためにも、業界、会社、職種の研究をじっくりやって欲しい。