午後２時３０分 室内温度１７・１℃ 湿度５６％
急な電話が入り、
年代物のガス給湯器が、
１５年という寿命を大きく超えて昇天した。
今年に至り、
不調が続いていたが、
「寒の戻り」にも何とか耐えたが、
卯月の二日目に力尽きたようだ。
臨終も間近いようなので、
新品との交換もスムーズに終了し、
顧客宅の奥さんが、
瞳を潤ませながら給湯器の労をねぎらっていた。
こういう光景を見せられるのも、
悪くない、
顧客宅の庭の桜が程よく咲いて、
古謡の「霞かくもか…」の一節が口を衝いた。
失礼しました。
・・・・・・・・・
私の愛する私の全てであり私だけの掛け替えのないえむえぬ様に。