今朝、農家さんに日の出を見るため山の圃場の上まで車で連れて行っていただきました。
今朝は気温が低く農家さんの家の周りは霜が降りていました。車で霜の降りた圃場の間を登って行くとある高さを超えた所から霜が消えました。あれ?不思議な感じがしました。標高が高い方が寒いはずなのになんでだろう。
これには盆地型の地形が関係していました。地形がくぼんでいる事で冷たい空気がその底にたまり、下は冷たい空気の層、上は暖かい空気の層になっているようです。ちょうど温めている途中のお風呂みたいな感じなんだなと納得しました。
お茶にとって霜は天敵です。特に水分を多く含んだ新芽にとっては致命的なものになってしまいます。では霜はどうやって防げばいいのか、その答えも畑にありました。
温まりかけたお風呂に入る時はお湯を掻き回して温度を整えます。畑には防霜ファンが設置してありました。その他にも黒い天幕など、お茶を自然現象から守る対策がされていました。
山の上に到着するとちょうど日が昇るところでした。残念ながら遠くの空には雲が出ていて富士山を望む事は出来ませんでしたが、それでも十分なほどに美しい日の出でした。
朝ごはんをいただき、本番のお餅つきが始まりました!今日のノルマは一つお米二升のお餅を24個つく事でした。今日の自分は杵担当で22個のお餅をつきました!
ひたすらお米を叩き潰してお餅に変える作業ですが、その中でどうに杵を扱えば体力を最小限に抑えられるか、自然といろいろな事を考えました。最後のお餅をつく頃には自分は餅つきのプロになった気分でした。やっぱり何か技を身につけていく事は快感で仕方ないと思いました(笑)
しかし、成長するのは自分だけではありませんでした。今回の実習は同期N君と後輩Sさんと参加しています。今日はN君が餅の返し担当、Sさんがつきあがったお餅を伸す担当でした。その2人もまた目覚ましい成長を遂げ、職人技を身につけていたように見えます。でも負けません。
今日は朝から東京にいてはできない事をたくさんした気がします。またその中で農家さんから地域の減っていく農業人口の事など考えさせられるお話を聞きました。本当に貴重すぎる経験をありがとうございました!
お餅つき、明日は役割を交代するかもしれませんが気合を入れて頑張ります!
K.T