HSP(Higly Sensitive Person / 感度の高い人)も、発達障害(特に、自閉スペクトラム症/ASD)も、光や音に敏感とか、周囲の環境の刺激で疲れやすいと言われています。
いずれの場合も全員がそれぞれの特徴の全てに当てはまるわけではないため、個人差はあると思いますが。
たとえば、私はHSP傾向があると自分で思っていますが、カフェインに弱くありません。
満員電車は耐え難いが、そこそこ人のいる電車に長時間乗って通勤していたことがあるので、HSPだとしても軽度かもしれません。
人の多い環境でマルチタスクな作業も一応できる。
後になってから考えると、電車でも駅でも職場でもすごく我慢していたし、疲れていましたけれども。
で、「光や音の刺激を強く感じる」「多くのことが一度に進行すると疲れる」というような特徴だけ見ると同じようで、HSPとASDの違いが分かりにくいです。
どちらも「脳の特性」と考えられていて、「社会生活上で調整が必要なことが多い」という点では確かに同じようなものですが、私の印象としては、以下の感じです。
HSPセンサーの目盛りが細かい
ASD回路が独特
(仮に100人のうち90人が似たような回路を持っているとしたら、10人ほどはそれぞれ違う特徴の回路を持っている)
※人間は機械ではありませんから、あくまでもものの例えです。
アーロン博士の日本語サイトに、HSPとASDの違いについて解説した記事があります。
少々長いですが、きちんと理解したい方はお読みになってみると良いと思います。
HSPと自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群)はどう違うのですか?
「強い刺激が長く続けば私たちも刺激過多になりますが、それでもASDのように、その時々の必要性に対処できなかったり、一つの刺激に固執するということはありません。そして何よりも、私たちは社会的なシグナルを読み取ることができる。刺激過多になって神経が昂りすぎてしまわない限りは。」
※引用者注:
「私たち」というのはHSPのこと。また、他の文に出て来るHSCというのはHSP傾向のある子供のこと。
ただし、なかなか区別がつきにくいことはあるし(特に子供や、ある種のタイプの成人男性の場合)、HSPとASDが重なっている人がいる可能性はもしかしたらあるかもしれない、と博士は言っています。
どちらも一生変わらない生まれつきの傾向ではあります。
良い部分を伸ばし、調整が必要な部分は調整をつけながら、その人なりに良く生きていくのが肝要です。
でもこれって非HSPでも定型発達者でも同じなんですよね。「その人なりに」というのは。
2019年6月に行った名古屋の熱田神宮。
その日を狙ったわけではなかったのですが、行こうと決めた日がなんとたまたま例祭(熱田まつり)の日でラッキー。
樹木が多く、穏やかな感じの場所でした。
午前中早めに行ったら、「宮きしめん」も空いていて大丈夫だった(美味しかった)。夜の花火が混むらしいですね!