11月22日(火)
大学卒業以来
もうすぐ40周年・・・と
コロナ禍での中断以外
ずっと続いていた
英米文学科時代のゼミ会
(先週の日曜日 今年の「ゼミ会」)
体調が思わしくなく
今年のご参加を辞退された
先生の訃報が
大学事務関連の方づてに
届いたのが今月の初め。
膨大な書物も
ご自宅も皆
処分後に
ケア付きマンションに移られ
葬儀も全て終わってから
大学にだけ
訃報が届くように
ご準備されていらしたとのこと。
あまりにも
「綺麗な身仕舞い」に
当時の大学の先生方も
事務の方々も
もちろん私たちも
皆が
驚き
呆然としながらも
本当に最後まで
先生らしく
美しく
88年の人生を
閉じられたことに
感嘆するばかりです。
(都会の喧騒をよそに落ち着いた佇まい)
ここ数年
定着していた
丸の内での集まりを変更し
先生のご自宅に近い
大塚駅南口から1分の
ホテルベルクラシックのレストランを
先生におすすめいただいておりましたが
(フォトフレームとテーブルフラワーのお土産付きコース)
いかにも
先生にお似合いの個室で
洗練されたお食事と
お店の方々の
あたたかいおもてなしの中
思い出深い
和やかで素敵な会に
なりました。
先生も
ずっと一緒に
テーブルを囲んで
嬉しそうに
私たちを見守っていて
くださったはずです。
今後、
先生のご参加がなくとも
私たちだけでも
この会を続けていってほいしという
先生のご希望がありました。
今はそんなに
必要と感じないかもしれないけれど
あと20年くらい経つと
この
大学時代の
自由なつながりが
とても大切に感じられると
先生ご自身の
ご経験なのでしょう。
皆で
こちらで続けてまいりましょうと
語り合い
再会を期して
別れました。
遠方から新幹線で
駆けつけてくれた人
大学院での学びを始めた人
博士論文を元にした
著作を持ってきてくれた人
高校や大学で教鞭をとる人
フルートやピアノなどの
奏楽を続けている人
孫の成長を見守る人
ちょうど研究のための
サバティカルや
ご家族の不幸で
参加できなかった人もいましたが
それぞれの近況に加え
大学時代の
シェークスピアの戯曲の授業で
いくつか舞台を
観にいったことなどの
大学時代の
思い出話も楽しく
先生は
私たちに
大きなバトンを
確実に
渡してくださいました。
娘が幼い時に
何度がわがやに遊びに来てくださった先生は
娘にも主人にも
そして
初対面となる
猫のお紺との出会いも
楽しみにしていてくださいました。
都合が合わず
わがやの家族との再会は
叶いませんでしたが
きっといつもの
おおらかで上品な笑顔で
見守っていてくださいますね。
誰もがそうしたい
と思っても
なかなか
できるものではない
「綺麗な身仕舞い」
でも
自分らしくあること
いつでも
自分らしく
その生き方を
全うされた
先生の
後ろ姿を見つめながら
ゆっくりと
歩んでまいりたいです。